いつメンは最高でもない
いつメン、とは、
いつものメンバー。
いつもの、
というものには馴染みとか
愛着があって安定感があって、
だから、要は
最高で無敵だということ。
音楽のプレイリストって、
自分のものなら
当然好きなものばかり
集めてあるはず。だから、
聞いていてテンションは
勿論良い塩梅になる。
でも、ふとある時に、
マンネリ感を抱いたり、
最強最高と思っていたけど、
そうでもないなあ、
メンバー(曲)チェンジかなという、
おいおい前の
自分自身の判断を覆すのかよ、
ブレてないかと
思えなくもないものが降りてくる。
入れ替え戦ってことだろうか、
時期が決まってはいる
イベントだけど、
議員の選挙とか、
某アイドルグループなんかの
総選挙でも、
当落による
メンバーチェンジはあるし、
スポーツだって
ベンチを温めてきた控え選手が
息を吹き返すかの如く、
試合に出場して
活躍することもあるし、
反対に、
レギュラー落ちというのもある。
プレイリストって、
結構な数作れて、
ほぼ無制限という状況
なんだけど既存のものを入れ替えて
リメイクするのも、新たに
コンピレーションするのも、
やっぱり
歌にも流行り廃りはあるけど、
どんな個々人の中にも、
常に最新の
自分自身にとっての
最適な状態を望む気持ちがある、
ベストな選択を
していきたいという欲が
あるなって、回り道して辿り着いた。
お気に入りのいつメンだって、
いつまでも続くとも限らない。
いつものの、いつもは、
極めて浮沈し易く不安定な
ものでもあるんじゃないか、
そう感じる。
これは、
周りが変化したのか、
自分の中で何か新たに
変化が働いているのかは
分からないけど、
盛者必衰とか諸行無常なんて、
的を射たピッタリワードが
何時から浸透してるか知らんけど、
うまいこといった言葉もあるわけで、
身近なプレイリストから
世の中までスケールは
大から小まで、
今の最高が
ずっと最高で在り続ける
なんてこともないし、
変化し続けていく
ということこそが、
常に約束されたことだな
って考えさせられる。