モチベーション維持

Day215.目標勾配〜モチベーション維持

モチベーションのお話❗️

2006年のコロンビア大学のビジネススクールの研究。
ご存知の人もいるかもしれませんがこの実験面白い。

コーヒーショップに行きます。
カードのスタンプをすべて押すと1杯無料になるスタンプカード。
でも2種類あるとします。

①12個中、2個既に押されているカード。
②10個中、0個のカード。

どっちのカードをもらったとしても
無料になるまでは10個押してもらう必要がある。
これを実験した結果

①のカードがすべて押されるまでの平均日数は24.6日。
一方、②のカードは平均29.4日でした。
つまり、既に2個押されてる方が結局これから
押すスタンプの数は一緒なんだけど、早く溜まる❗️

何かしら前に進んでいるという事を感じるのが大事ですね❗️

仕事なんかもやっぱり少しずつでも進んでいる感があると嬉しいですよね。
モチベーションにも繋がります。
最終的な作業量は同じでも、白紙から作り上げるのと
ある程度進んでいる(目次があるなど)ところから
始めるのではやる気が違ってきますよね。

面白い研究です。

どうやら心理的には「目標勾配」というらしいですね。
目標に近づくほど、人はやる気になる。
それを達成しようと思うようになる。

これって日常生活でもほんと大事ですね❗️
まずはすぐ着手する、少しずつでも進んでる感を見える化ですね❗️

業務もタスクを細かくしたり、マイルストーンを適切に置く事で
これは終わった、あれも終わったと少しずつゴールが見えるから
その方が断然周囲のやる気も変わってくる💫

以下、原文

As an estimate
of the overall effect of acceleration on the average card, it is
possible to compare the mean observed time to complete a
card, which was 24.6 days, with the number of days it
would have taken to complete a card at the rate of the first
observed interpurchase time, which was 29.4 days. This
yields a difference of nearly 5 days (16%) in card completion time.

出展:The Goal-Gradient Hypothesis Resurrected:
Purchase Acceleration, Illusionary Goal.Progress, and Customer Retention.
(RAN KIVETZ, OLEG URMINSKY, and YUHUANG ZHENG*)

https://www0.gsb.columbia.edu/mygsb/faculty/research/pubfiles/1200/goalgradient.pdf


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