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入試問題を意識した模試の活用法その3

四谷大塚でしたら6~7月から、首都もしでしたら9月から範囲が特定されない総合力を試す模試になります。模試は現状の成績を見るために活用するものですが、それだけでなく入試本番を見据えた取り組みも出来ます。
そこで5つのポイントを通して入試問題を意識した模試の活用法を、四谷大塚の合不合テストを例にして提示します。
  今日は各小問の臨み方についてです

3,各小問の臨み方


  社会科のテストでは様々な問題が出ます。用語などを書かせる問題や選択肢を読んで正誤判定する問題などは定番といっていいでしょう。他にも受験生との差がつきやすい記述問題、初めて見る資料を読み取らせる問題などもあります。模試では見かけないですが、受験生自身の考えを述べさせる問題は入試本番で見られます。
 と、様々な問題がありますが、これらの問題全てに言える大事なことはただ1つです。それは
         「問題文をよく読むこと」です。
  当たり前と思うかもしれませんが、意外とこれができていない受験生は多くいます。例えば漢字で書かなければならないのにひらがなで書く、「正しくないもの」と書いてあるにも関わらず「正しいもの」を選ぶ、といったように、入試で見られる長文記述問題で問題の要求を丁寧に明らかにしなかったために書かなければならないことを書き漏らす、といったミスはよく目にします。
 テスト本番で問題文をよく読むのはもちろん、テストの振り返りの際は問題文の読み違いによるミスをしていないか確認してください。
 そしてテスト後の解き直しはテスト本番以上に重要です。正解不正解はもちろん、それがどこまで理解したかまで確認するといいでしょう。例えば正解したけれどなぜ正解できたか分からないのであれば次は間違える可能性が高いです。反対に不正解であっても正解まであともう一歩のところまで考えられたかもしれません。こうした具体的な部分まで確認することが解き直しでは重要です
  また解き直しはできれば本人以外も交えて行うといいでしょう。一人だけでは原因などの詳しいところまでは確認できません。塾の先生でもいいですし保護者でも構いません。一緒に解き直しをして詳しいところまで確認しましょう。その際にかける言葉も重要です。気持ちを前向きにする言葉をかけた方がいいのか、冷や水を浴びせるような厳しいかけた方がいいのかそれはケースバイケースです。こどもの精神状態や性格に合った言葉をかけてあげて下さい

以上から入試本番や模試で注意することは以下の点です。
●問題文は最後までゆっくり丁寧に読み、求められていることを正しく押さえる
●テストの振り返りの際は間違いの原因(問題文の読み違いはなかったかなど)の確認をする。また可能ならその振り返りは受験生以外も交えて行う。

明日は時間配分です。

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