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全世界のイケメンへ。

僕は、全世界のイケメンを勝手に敵対視している。

イケメンがどれほど人生イージーゲームをしているか、皆さんは考えたことがあるだろうか。
異性関係に困ることはない、イケメンなので自己肯定感が強くなり圧倒的陽キャラになる、面接などの初対面ゲーで有利…
しかも、僕の偏見だが、イケメンは歌もうまい。

確かに、努力してイケメンになったり、歌が上手くなったりした人もいるだろうが、大抵のイケメンはそうではない。生まれたときからある程度の幸福を確約されている。
恨まない理由がどこにあるのだろうか。
イケメンを恨むことは、決して僕の性格が捻くれているからではない(多分)。

しかし、こうやって嘆いてばかりいても仕方ないので、僕は数年前からある程度外見への努力を始めた。
髪を綺麗にしたり、小顔マッサージをしてみたり…
莫大な効果があったかといえばそうではないが、顔面偏差値50ぐらいにはなった気がする。1億2500万人の顔を集め、1億2500万で割ると僕の顔が生まれるだろう。

僕の孫の孫の孫はイケメンに産まれてほしいな。

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