「in need」助けが必要な人たち 虐待者側をそう言いかえる傾向にあるらしい
虐待している人に対して、この言葉を使う動きがあるらしい。
虐待されている側は大変だが、虐待している側も問題がある、「助けてと叫んでいる」ということだ。
私が虐待事件をニュースで聞くと、子供の悲劇にもちろん心が刺されてしまうのだが、その親に対して、誰か助けてくれる人はいなかったのかと、毎度思う。
親の親であったり、友達であったり、知人であったりだ。
その「親以外の誰か」に親が相談、話すことで、現実は変えられたのではないかと思う時がある。
私の親ももれなく、友達が少なく、親の親にも相談できず、だれにも相談できず、子供にそのしわ寄せをたたきつけてきたタイプだ。
まじめに仕事をしているのか、仕事に逃げていたのか、日曜の午後しか休みなく働いていた父に、お酒を飲む友達も、ラーメンを食べ歩く友達も、散歩する友達もいない。外面はいいので、知り合いはたくさんいるが、腹を割って話せる友人は一人もいないとおもう。
支配者に従順でいれば幸せになれると思い込んで生きてきた母は、家事をやるからとの名目であまり外に友達を作れなかった。そもそも、発達障害気味で、完璧主義の彼女が、昭和の家電状況の中、家事をこなすことは本当に大変だったと思う。
それに、父の職場から丸見えの家だったので、外出すれば父にバレてしまうので、なかなか、予定もなく友達とランチなんてする生き方はなかったようだ。それでも、作ろうと思えば作れたし、やろうと思えばやれたけれど、結果的に
その閉鎖空間、人間関係においても閉鎖している関係が、余計に虐待を加速させる。
他を見る視野がないからだ。見ることをやめた目は、いずれ見えなくなるし、歌うことをやめた歌手は、たいていは歌えなくなる。
閉鎖空間でいつだって愛を持って答えてくれるのは、わが子しかいないのだから。
毒親育ちから回復してきた私は、人の話を聞くと
とおもえたり
なんて 客観的に自分を見ることができて、ある意味 肩の荷が下りることも多いのだ。
たいていの場合、アダルトチルドレンは自己肯定感が低すぎるが、その反面、アダルトチルドレンは能力やセンスが高い人が多いと思う。
自分の能力、知識、経験に蓋をして、感覚が合わない友達ばかりとつるんでいるので、自分のパワーに気づかない。そういった面でもストレスをためやすい。また、能力や感覚に差がある人と関係を続けるのも疲れるのだが、毒親育ちはもともと、親との関係が重たいので、友人関係も、本来なら付き合わないような人と付き合って、相手の感情のごみ箱にされてしまったりするのだ。重たいことを変だと思わないのだ。それ以外を知らないから。。。
回復してくれば
現に私は、アダルトチルドレンとしてカウンセリングに向き合う前までは、腹を割って話す友達も少なく、そもそも、無駄話(実際は無駄ではないのだが)する人も少なかったが、心のメンテナンスが進むにつれて、人の話をたくさん聞くようになり、
を自分で決めることができるようになってきたのだ。
私も母のコジれ具合を眺めると「誰か彼女を助けてくれないか」と思うくらい悲惨な人生だと思うが、最終的に自分で自分を癒すんだと自分で決めない限り、人生は自分に寄り添ってはくれない。
冷たい言い方に聞こえるかもしれないが、これはアダルトチルドレン、毒親の元に生まれた以上、自分で自分を支えて癒していくしかないんだよね。
普通の親の元に生まれたら、親が支えてくれて、いつの間にか自分で立てるようになるのに、アダルトチルドレンは、だれにも支えてもらえずに、気づいたら親を支えながら生きてきたなんて人ばかりだと思う。
私の親含めね。
そんで 自分を癒すと決めたなら、プロに頼ったほうがいいよねって思う。自分で自分は癒せるけれど、最初は無理だと思うんだ。
だって、生まれてから安らぎとか安全地帯とか感じたことなく生きてきた人が、そんな癒しの感覚がわかるわけないもの。
だから、ガイドとして「カウンセラー」でもなんでもいいので、プロの手を借りたらいいと思うんだよね。
私も、カウンセリングに行くまでは、いくつもの本を読み、やってきたよ、一人ノートを書いてみたりね。でもね、
本なんて 気休めにしかならないよ、ゴリゴリの毒親育ちにはね。
だって 本を読んだだけで、気持ちが伝わるってどういうことだかわかる?私、わからなかったよ。自己肯定感なんてわかる?わかったのだいぶ後よ私。
プロの手を借りて、その人を本当に信じて投げ出せるか、それを見極めなくちゃならないしね。
くれぐれも
そんなことをいう人のところにはいかないでね。
余計につらくなるだけだから。
名だたる 有名な 高額な 勉強を積んだ人が いいカウンセラー 心のプロとは限りません。
回復に沿って カウンセラーが変わってくるかもしれませんし。
私は、ブログを読んで読んで読んで読んで読んで読んで読んで、
カウンセラーを選びました。
それしか方法がなかったよね。
自分が回復したからって、そこにしがみついてるカウンセラーは辞めたほうがいいよー!
人は本来自由なものだし。
と話がそれまくったけれど、「in NEED」 助けが必要な人。
それは、虐待している側なんだよね。なんでこんなに、怒りがわいて吐き出したら我を忘れて、命を奪うほどの行為をしてしまうのか。解離状態だよねそれってね。頭真っ白。自分がやられてきたことの連鎖なの。優しくされなかった、守ってもらえなかった、そのままでいいと言ってもらえなかった、緊張・拒絶・否定しかなかったのだから。
そこにどうやったら 手を差し伸べられるのかしらね。。。
あなたは ほんとうに がんばっている。
どうか 悲しい事件が減りますように。