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英語の熟語という概念

英語とかの人です。
英熟語のことを書きます。

熟語自体はわかる

熟語自体はphrasal verbといって英語圏でも認知されている概念です。
正確にはphrasal verbは句動詞とかいうらしいですがめんどくさい…
英語を使う人も意識するわけですから、熟語自体は確かに存在していて、英語を学ぶ上でも必要になる知識だと思います。

熟語の和訳

これ↑が大きな問題だと思っています。
熟語を単語と別で暗記しようとするがために、文脈一切無視のカタコト翻訳になってしまう(もしくは翻訳自体難しい)ケースを中高でびっくりするほど見てきました…

単語の和訳を批判する前に、熟語の和訳が問題だというのは一体どういうことなのか。
結論を言うと、単語と熟語とでは和訳の必要性が全く違うと考えています。
もちろん単語も和訳を丸暗記するのは非効率だと思いますが、結局わからない単語をどれだけ考えてもわからないのです。

しかし熟語は違います。
phrasal verbともいうように、熟語は基本 動詞 +α なのです。
つまり熟語自体を単語のように暗記しだすと情報量が倍なのです…
詳しく書きます。

熟語=詳しい動詞

例えば
get out という熟語は
👆この動詞を out で詳しく説明しています。

check up は check を up で詳しく説明しています。
up は「しっかり」みたいなイメージなので「ちゃんと調べる」みたいなイメージになります。

get は「得る」、 out は「外」、 get out は「出る」…
たった一意に和訳しようとするのが問題なのです。

単語一つをとっても日本式のやり方じゃ問題があるというのに、熟語の概念までその単語のイメージを基盤に理解しようとするとますます大変になるということがお分かり頂けるでしょうか。

そもそも熟語の定義がよくわからない…

そもそもphrasal verbは英語圏でも認知されていると書きましたが、それと熟語の概念とは厳密にはまた別ものなのです。
イディオムから句動詞まで「熟語」とひとまとめにする明確な理由もないのでは、と思います。
言葉を慎まずに言えば、「よくわからないフレーズをまとめて名前だけ付けておいている」ようなすご~く雑な概念なのではないでしょうか。

そんなよくわからない定義の概念をとりあえず知っておくだけのことを
「勉強」「学習」と言い表すことも正直よくわかりません。
熟語を覚えようとすること、少しでもその勉強に時間的リソースを割くことははっきり言って無意味だと思います。

日本語の勉強と同じ

イディオムとか、本当にぱっと見で意味が分からないフレーズはあります。
これは日本語で言うところのことわざなので、知らないことが言語の習得に大きくマイナスになるわけではないのです。
でも英語に触れてたらいずれ出てくるんです。それだけです。

文法構造もわからないうちにことわざを暗記しててもしょうがないのです。
ことわざを覚えようと思ったら、本を読んだり、テレビを観たりするのが一番早いのと一緒です。

結論

熟語の概念を忘れて、洋書を読みましょう!
そうして熟語を覚えたら覚えたということもさっぱり忘れましょう!
意識するのが一番めんどくさいです!

お読みいただきありがとうございました~


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