「なんか」には秘密がある。深く探求すべし
「<なんか苦手><なんか嫌>っていうのは、一見曖昧でぼんやりしたものに感じられるけど、その中には意外と深刻な理由があるものだ。(中略) <なんか>で思考を止めないで具体的に挙げてみなよ」
わたしの本棚に並んでいる「転職の魔王様」に書いてあった一文から抜粋です。
特に深い意味もなくこの本を手に取り、おもむろに読み出した章へ出てきた会話文。すごいドキッとしました。まさに私がやってたこと。ことあるごとに「なんか嫌」で止め置いてた事が、いっぱいある。
奥に潜む本音へ辿り着くのが怖くて、その手前でモゴモゴしてたんですよね。「なんか」て言葉を便利使いして、本音を言った気になってた。スパンと頭を叩かれたような衝撃を、ありがたくも魔王様から受けました。
それから私がやったことは、ノートへ殴り書きをするように、思うがままの書き出しです。大小や順番などお構いなしで、湧き出るままに書いていく。書いてくうちに、輪郭が現れてくる。
時間をかけて作業をやってみてるのですが、一つ分かった事があって。わたしは自分の絶対領域がある。これ以上の時間は割けません、これ以上の負担は負えません、これ以上の責任は負えません、てな感じで、私なりのデッドラインがあるのです。
踏み越えたと感じるや否や、うるさいサイレン音を鳴らすがごとく、騒ぎ立ててしまう。それほどに譲れないものが、わたしの中へ確かにあった。
あなたも「なんか」で止め置いてる事、ありませんか? 突き進めてみれば、思わぬ発見をできるやもです。
では また