「苦手だからやらない」を「苦手だけどやってみる」に[子育て小話]
我が家の教育方針の中に、
「子ども達の要望はできる範囲で叶える。できない事は断る。安請け合いしない。」
という事項がある。
うちの子達はさっぱりしていて、30秒後には忘れてる事が多い。物にもあまり執着しない。
だからやりたいと言った事はやらせ、買いたいと言ったものは買ってる事が多い。
だからなのか長女が近頃「〇〇作りたい!一緒に作ろう!」と言ってくる。
親が万能に見える年頃なんだろうなぁと日々エスカレートする要望に答えてるのだが、最近夫の「お断り」が目立つようになってきた。
理由は明確。苦手分野だから。
工作がすごく苦手な夫。
対して、工作命の4歳娘。
分かり合えない年頃なのだ。
あまりにも「お断り」が続き、娘が夫を誘わなくなってきたので1つお願いをしてみた。
「素晴らしい出来じゃなくてもいい。本人の要望に添いきれなくてもいい。苦手だからやらないじゃなくて、苦手だけど頑張ってみるって言って欲しい。子ども達には苦手だからやらない子じゃなくて、苦手だけどチャレンジできる子になって欲しい。」と。
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世の中には簡単な事、難しい事、得意な事、不得意な事、沢山の物事があると思う。
もちろん苦手だから遠ざける。嫌だから見ないふりをする。それが必要な時もある。
けど、それは自分の可能性をスルーしてるのではないのだろうか。人生がもったいない。
特に子どもは親の価値観に左右されがちだから、失敗してもやってみるの心根は大事にしたいと思ってる。
さて、次の週末は夫の久々の「いいよ」が聞けるかな?