3連休で読んだ本の感想
今日は、最近読んだ「この時代に投資家になるということ」という本の感想を書きたいと思います。
ちなみに、この本を読んだ背景としては、著者である正田 圭さんの「サクッと起業してサクッと売却する」という本を読み、それ以来、正田さんの情報をツイッターやボイシーなどで定期的に集めていたら、面白そうな内容だったので手に取りました。
さて本題に戻りますが、この本は、投資というテーマですが、実は「労働」について強く考えさせられた本でした。
特に印象的な言葉は、「労働は麻薬である」というフレーズです。
これはどういうことかと言いますと、サラリーマンは、従業員として労働力と給料を交換しています。成果を出さなくても労働をすれば、給料はもらえます。
つまり、何も考えずにただ働いているだけで給料がもらえるので、一度それを味わってしますとやめられないということなのです。
それを可能にしているのは、労働が優秀な経営者により、仕組み化され、誰がやっても同じ成果が出るようにしているからだと思います。(経営者のマネタイズエンジンや仕組み化をする力が強いと言えます)
優秀な方は、その仕組み化された仕事以外を自ら作り出し、新しい収益を生み出します。しかし、それをやったとしてもボーナスや固定給が少し上がる程度です。
会社員として、労働力と給料を交換している限り、給料が大きく変わることはないですし、ゼロになることもないのです。(もちろん、成果を出すことで「稼ぐ力、知識、信頼」などは身につきますが。)
この考え方は、脱栽培マンサロン内で一度議論した「資本論」からも参考にしていますが、結局は、労働サイドから投資サイドに移らないと本当に稼げないのです。
そして、一度労働で稼ぐということを味わってしまうと、それがやめられなくなってしまうということです。
この状況を打破する方法として、本で提案されているのが、「1年後に労働で稼ぐことができない状況」を想定して、投資でどう稼ぐかということだけを考えてみるという方法です。
そうすると、色々と情報を集めて、考えるようになります。それが投資家の思考の一歩に繋がるということです。
投資だけしか稼ぐ手段がないと言われると、株、FX、仮想通貨、不動産など色々調べると思います。 そこで稼がないと明日のメシが食べられないという状況になるので、必死になると思います。
この状態が、正田さん曰く、人の正常な状態だと言っております。労働だけで成果を出さずにお金がもらえる状態は、本来なら普通ではないのです。
それでは、投資に必要な能力はなんだというかとになりますが、「ものごとを斜めに見る能力」を言及しています。
具体的には、人が現在価値がないと思っていることに対して、将来、価値が上がると見込む力ということです。世間の人が見ている視点とは違う視点で物事を捉えるということです。
これを身につけるには、自分の周りのことを俯瞰的に構造的に捉えること、そして日々情報収集を行い、自分のデータベースをアップロードし続けるという地味な行為を続けるということでした。
そして、お金がない場合の投資のやり方として、2つの方法を紹介しています。
①金融商品ではないけれども、自分にとっては金融商品になり得るものを探す。
②自分に投資をする
①は、例えば昔で言う小学生の時にレアカードが高く売れるということを知っている人が、それを知らない人から安く購入して、ツタヤで高く売るという行為みたいな感じです。
②は、多くの方が実践している読書、セミナーなどに投資をして、自分の価値を上げるということです。
ただし、②でよくありがちなパターンが既に需要が飽和していてかつ、供給者が多い分野に参入するというパターンです。そこで頑張っても、結局はあまり価値が上がらないので、そこの見極めは非常に重要だと思います。
どちらもマーケットをしっかりと俯瞰して、物事を斜めに見るという力が必要だと言えると思います。
そして、何よりもまず一歩行踏み出すことが重要ですよね。私も今年から色々と投資を始めていきたいと思います。
皆さんは、もう投資をしていますでしょうか。
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