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多くの人にとって人生とはビンゴカードをあけていく作業だと思う

はじめに

最近たくさんのものづくり人材の採用活動をしたり、マネージメントをしていて思うことがある。それは人生には2つの種類があるということ。

それは自分がなりたい像が見つかっていてそれに向けて必要なスキルをひたすら集めていく「ドラゴンボール型」の人生と、実は人生で経験すべき出来事は決まっていて、それを経験することで自己実現していく「ビンゴカード型」の人生である。

そしてほとんどの人にとっての「人生」とは、後者のビンゴカード型の人生なのではないか、というのがこの短い記事で伝えたいことだ。

つまり

例えば大谷選手のように、明確に成し遂げたいことやなりたいもののイメージがある人は、それを因数分解してそこに近づく努力をすれば良い。因数分解したものがドラゴンボールで、それをひたすら集めていけば、そのゴールに近づける。

一方、ほとんどの人は「やりたいことが見つからない」勢だと思う。ざっくりとした体感的には7割くらいがこっち。そういう人はビンゴカードをイメージすれば良い。

良いカードと悪いカードがあって、そこには
・誰かに愛される
・○○ができるようになる
・人に裏切られる
・病気をする
などが書いてあって、人によってそのカードの枚数が違う。途中でカードが変わることもあると思う。

人生とはこのビンゴカードのマスをあけていくようなもの。悪いことが続いていたとしても、いつか経験することを先に経験できてラッキーくらいに思えば良い。

高校生のとき、いろいろ考えすぎて人とコミュニケーションを取るのが辛いときがあった。そのときに村上春樹の「ノルウェイの森」の一部が教科書に出てきて、面白そうだったので全部買って読んだことがある。その感想とともに「自分は頭がおかしいのではないか」みたいな話を当時の国語の担任に伝えると「人間いつかはそういうことを考える時が来るよ。君は少しそれが早かったみたいだね」みたいなことを言われて妙に救われた記憶がある。「そうかこれはみんないつか来ることなんだ」と。それ以来「良いことと悪いことが来る確率は実はみんな一定なのでは?」みたいなことを考えるようになった気がしている。

なので、今悪いことが続いていたとしても、いつか良いことがある。良いことが続いていたとしたら、いつか悪いことが訪れる。そう考えながら今この文章を書いている。


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