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自己否定と自己肯定 ~身長167cm体重95kg33歳チビデブ無職がユニクロエアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖)着て自撮りしてきた~

本記事は思想とファッションが行ったり来たりする一貫性のない雑記だが、
ぜひ最後までお付き合いいただきたい。


■思想のはなし


●ネガティブ
僕はネガティブで卑屈だ。
この数ヶ月すごく生きづらさを感じている。何もしてないくせに。
何もしてないのに生きづらさ感じてるってなんだよ笑

世の中「努力さえできれば」ソコソコの生活は容易にできると思っている。
努力がとにかく苦手である。やらなければいけないとわかっていながらも行動に移せない。
具体的にどう努力すれば改善されるのか、良くなるのか方法はちょっと考えればわかるが、
その方法を実践できる行動力を全くもって持ち合わせていない。
そんなの皆あるよ、とよく言われるがあなたの比じゃないくらい努力が嫌いな自信がある。
そう、苦手ではなくもはや嫌いだ。

そんな卑屈で努力が嫌いな自分だが、特別直したいと思っている訳ではない。
直るんだったら直したい。直らないなら直らないなりに生きてみたい。
ただ直せなければ今後あまりいい人生は歩めないだろうなと思っている。
だったらさっさと直せよと思うだろうが、そう。努力が嫌いなのだ。無限ループなのだ。

●持たざる者
そして自分は「持たざる者」だという自覚がある。
持たざる者はこの先どうやって生きていけばいいのか。
お得意のGoogle先生に聞いてみた。
「持たざる者 生き方」でググった。振り返るとすごいワードだ。

こんなワードでもインターネット上には同じようなことを考えてる人が沢山いて
どう考えているのかわかってしまうなんて、いい時代に生まれたもんだ。

検索してすぐに一冊の本が目についた。
MB著「もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術」
あ~ビジネス本ですか…ビジネス本ってなんか嫌いなんですよね…。読んだことないけど。
意識高い「系」の人が嫌いだ。本当に意識の高い人はとても尊敬する。
意識が高い人と意識高い系には天と地ほどの差があると思う。
そしてビジネス本は意識高い系が意識高い人間になったと錯覚するためのドラッグ的な物だと思っている。
そんな大嫌いなビジネス本だが、一つだけビビッときた。
「持たざる者」というワードが一致したことだ。

Amazonの紹介文はこうだ。

月額500円の有料メルマガ会員1万2千人超、月額5千円の有料オンラインサロン会員600人超、
そして、自ら経営する会社の年商はゆうに億を超えているMB氏。
自ら「学歴も才能もスキルもない凡人―持たざる者」だと明言する著者が、ここまでこれた理由とは?

ですって。
レビューを見る。評価は高い。
でもビジネス本読んでる人のレビューなんか当てにならんな。
MB氏をググる。YouTubeやってるのか。見てみる。
https://youtu.be/_8mjg3TQOPg
持たざる者の気持ちよくわかってるぅ…
はえ~人は本能的に変化を嫌う生物なんか~ホメオスタシスねぇ~
とりあえず本読んでみるか。って事で今読んでいる。読み終わり次第記事にしようと思う。
持たざる者のままか、持ってる者になれるか、自分でもどちらに転ぶかわからない。

■ファッションのはなし

●ユニクロ史上最高傑作
ついでにどんな事してる人なのか他にも動画見てみるかと思い他の動画も見てみた。

https://youtu.be/EEtRMBKgwmE
ユニクロエアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(5分袖)。
ユニクロ史上最高傑作の商品であるらしい。
なんてわかりやすくそして購買意欲を湧き上がらせるのだろう。
本が届く前に白と紺一着ずつ購入してしまった。


●神アイテムたる理由
MB氏が何故「このTシャツはユニクロ史上最高傑作だ」と言わしめているかざっくり説明する。
1.表地が綿素材で風合いがよく高級感がある。コットン繊維でテロテロしたスポーツウェア感がない。
裏地が化学繊維(エアリズム)なので肌触り、速乾性が良い。
2.子供っぽい色合い(明るすぎる色の意?)でも素材感でごまかせる
3.首元(襟元っていうの?)が高い事により、大人っぽい印象を与えることができる
4.ルーズシルエットなのに着丈が短いのでダボダボしない
5.何も考えず黒いパンツに合わせるだけでオサレになる
6.圧倒的に安い。一着¥1,500(税別)

●効果検証
そこまで褒め称えるならどんな効果があるのか検証してみようではないか。
これはこの商品が本当に優れているのか検証するものではない。
Tシャツの評価を通してMB氏が信用できる人物なのか見極めてやろうという
とてもおこがましい検証だ。

■また思想のはなし

●承認欲求の代名詞"自撮り"
効果検証するためには自撮りをし、見栄えで判断をする必要がある。
生まれてこの方、一度もした事がない自撮り。
自分で自分を撮りSNSに晒しイイネを貰うことで
他人から認められたいという欲求を満たす行為それが自撮り。
なぜわざわざ自身の醜い姿を大衆の面前に晒さなければならないのか。
理解から最も遠い行いだよ(愛染)。
しかしMB氏が信頼たる人物なのか検証せねばならない。

●周囲の目
まず自撮りグッズを買いにダイソーへ。スマホスタンドを購入する。
数日前の自分なら自撮りにしか使わないスマホスタンドを購入しに行くという時点で
自身に強烈な嫌悪感を抱いていただろう。しかし自撮りをするためにはスマホスタンドは必要不可欠なのだ。
これは仕方がないことなのだ。そう思うと今まで気にしていた周囲の目は気にならなくなった。
更に成人男性が昼間にダイソーをウロウロしているなんて無職だと思われるのではないか?
仕方がないのだ。無職なのだ。
ブログでコンプレックスを吐露したことにより明らかに心境の変化が現れている事に驚いた。

公園に到着。衣装が入ったバッグを背負う。
両手にスニーカーを三足持ち、撮影スポットを探す。なるべく無機質な壁がいいだろう。
やはり人とすれ違う度に恥ずかしさを感じる。なんで両手に靴三足も持ってんの…?こわ…
だが仕方がないのだ。自撮りをするのだから。

●人生初の自撮り

スタンド


自撮りを始める。
いざ撮るとなるとどうしても見栄え良く写りたいという欲求を抑えられなくなる。
これはエチケットだからコロナ禍だからと自分に言い聞かせマスクをする。
違う。本当は顔のデカさを隠すためにマスクをしたいのだ。
面白いかなと思い親戚のおばちゃんポーズやトゥースポーズをする。
違う。本当は恥ずかしさを紛らわす為にふざけているだけだ。

おばトゥース

一枚一枚取る度に周囲を警戒し恥ずかしがっているが、誰も見ていない。
おじさんが誰も見ていないのに一人で恥ずかしがってる事のほうが
よっぽど恥ずかしいということに気づく。

次々写真を撮っていくと、徐々に羞恥心がなくなってくる。
両ポケットに親指を突っ込んで首を傾けたりし始めてしまう。

ドヤァ

比較3キメッ

キメッ  なんかガンダムの立ち絵みたいじゃない?

そして写真を撮るという行為に夢中になってしまい、周囲が気にならなくなっていく。
自分の目の前を人が通り過ぎるまで気付かなくなるくらい自撮りに没頭していた。

またジロジロ見られても全く恥ずかしくない訳ではないが、あまり気にならなくなった。
仕方がないのだ。自撮りをしているのだから。
いつの間にかネガティブ、自己否定とは正反対の自己肯定をしている。こじらせおじさんが。

ゴリラ目線

このゴリラポーズなに?


自撮りとは凄まじい行為だ。新手の荒療治か?

しかし同時に危険だとも感じた。没頭しすぎて周りが見えなくなってしまうのだ。
行き過ぎると周りに迷惑を掛けてしまうかもしれない。
自撮りという行為が日常化してしまい周囲を顧みず時に人様に迷惑を掛けてしまう人もいるだろう。
迷惑を感じた人は自撮り=クソという思考になってもおかしくないと思う。
そうして陰の者と陽の者の対立は深まっていく。なに言ってんだろ俺


■またファッションのはなし


●ドレスとカジュアルは7:3

https://youtu.be/mAPnkw33Bb4
MB氏はしきりに「ドレスとカジュアルは7:3」を提言する。
「ドレス」とは、襟付きシャツ、ジャケット、スラックス、革靴などのフォーマルな服装を指す。
「カジュアル」とはTシャツ、パーカー、スウェット、スニーカーなどのいわゆるカジュアルな服装を指す。

身につけるファッションアイテムを「ドレス」と「カジュアル」の2種類に分け、
その比率をドレス7、カジュアル3にしましょうよという理論だ。
今回の場合でいうと、トップス、ボトムス、シューズの3アイテムを
「ドレス」「ドレス」「カジュアル」という比率にしましょうよということだ。

ただ残念なことに、ドレスに相当する靴は持っていない。というか靴はスニーカーしか持っていない。
せめて一番ドレスに近い白いローカットのスニーカーで代用することにする。

そして同氏はIラインYラインAラインという概念をを別動画で紹介している。
気になる方は下動画で確認いただきたい。説明は割愛する。

https://youtu.be/62B7YCHdpFU
僕の場合は腹が出ているためYラインを意識してボトムスを細身にする必要がある。

さらにさらにボトムスと似た色の靴を履くことで背が高く見えスッキリした印象になるとの事。
おまけに乳首スケスケ防止の為インナーを着ましょうとの事。

https://youtu.be/Uf5HYn60hKY


●検証結果
以上を踏まえて撮影してみたが、いかがだろうか。

比較2


撮影前、紺Tはまあ多少は痩せて見えるだろうなとは思っていたが、
まさか膨張色の白Tシャツの方がデブをごまかせるとは。確かにすごいアイテムだ。
僕は身長167cm体重95kgのチビデブだ。デブはデブだが、いくらかごまかせてはいるのでは?

比較正面1


MB氏の教えを忠実に守った白Tシャツ紺スキニー白スニーカーが一番マシかと思う。
スニーカーがカジュアルに寄り過ぎると確かにバランスが悪くなるような気がする。

チビデブでもちょっとスッキリ見えるこれが神アイテムか。納得した。

何度も言うが僕は身長167cm体重95kgのチビデブだ。

数字と比較するといくらかマシには思えないか?そう思いたいだけか?

納得していない方もいるだろうが、僕は納得した。
MB氏を信用しよう。


■総括


長々と話が行ったり来たりしてすみません。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
自己否定的な思想のおじさんが自撮りして自己肯定感を味わうというお話でした。
当初はただ服を買って服の検証をするだけの予定で公園に向かった次第ですが、
撮っているうちに様々な感情が芽生えました。
自分に自信のない方、自撮りおすすめです。
新しい服を買ったら鏡で確認するだけではなく、一度自撮りしてみてはいかがでしょうか。

以上。


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