Lomokie Diary#39🇬🇭「I am Mr.ピュアウォーター(始動)」
この前の続きです。
その後、校長先生のゴーサインをもらって本格的に準備スタート。
まずはピュアウォーターの袋を回収するためのごみ箱の確保からです。
3か月前、大掃除の末に救出したベロニカバケツ(コロナ禍に政府やNGOから寄付された手洗い用バケツ)は結局すべて壊れており、手洗い用バケツとして使用することが不可能であることがわかりました。そのため、これらをピュアウォーター回収用のごみ箱として利用することに。
3か月前に取り組んだ活動(ベロニカバケツ救出作戦)がここに繋がってくるとは、なんだか不思議な気持ちです。
ということでまずは学校保健担当教員の指示のもと、生徒数人に協力してもらい、バケツの洗浄を実施しました。
そしてその翌日。
教頭先生と並んで力のあるマダムの指示のもと、バケツに穴を開けてポスターをとりつける作業がおこなわれ、必要な物品が整いました。
その流れでその日の朝、急遽生徒への指導をおこなうことに。今週か来週にできればいいかなぁと思っていた私にとって、なかなかに急展開です。
実はこの日、もともと違うテーマ「International Day of the Girl Child(国際ガールズデー)」でヘルストークをする予定でした(これについてはまた後日)。「そのついでにこれ(ピュアウォーター回収プロジェクト)についても説明しちゃえ!」と、マダムの一声。よろこんでやらせていただきます。Mr.ピュアウォーター学校に連れてきておいてよかった。
指導は、私が英語で話した後に同僚が現地語(ダンメ語)でフォローする形式でおこないました。
英語→ダンメ語→英語→ダンメ語…
英語よりも現地語のほうが理解しやすい低学年への配慮です。ありがたい。きっと高学年の子たちも、私の英語ではなく先生のダンメ語で内容を理解していたであろう。
そしてまちにまった休み時間…
「見て見て!向こうで拾ってきた!」と校庭中の袋をかき集めてきた生徒(複数人)や、「明日家から5袋もってくるね」と言ってくれた生徒もいました。なぜ5袋なのかは不明。5人家族なのかな。小学生が幼稚園児に「飲み終わったらそこに捨てるんだよ」と教える様子も。
ところで、Mr.ピュアウォーターが自己紹介した後の子どもたちの反応はというと、「わたしもほしい!」が多かった。紙とピュアウォーターの袋があればみんなも作れるよ〜と言いつつ、リサイクルに出してちょうだいね〜という思いです。私の顔を見て「Mr.ピュアウォーター!」とさけぶ子もいれば、帰宅後にわざわざMr.ピュアウォーターに会いにきてくれた子も。受け入れてもらえたようでなによりなにより。泣き出す子がいなくてよかったです。
先生方の協力、とりわけ力のあるマダムのおかげで、一昨日のnote投稿時とは打って変わってトントントンと進んできました。
それでもって、大事なのはここから。
集めた袋は実際に受け取ってもらえるのか、本当に現金収入は得られるのか、その他もろもろうまくいくのか、わからないけどとりあえずはじまりました。
また、はじまったのが突然だったため、このプロジェクトについて職員への説明がきちんとできていません。また、児童生徒に対しても「ピュアウォーターの袋を集めるとどんないいことがあるのか」「集めた袋はどうなるのか」についてもう少し詳しく伝えたいところです。
Moo gbɔ jɔ o he!
(モ ボ ジョ オ へ=リラックスしなさい)
これは、色々と焦っていた私に、マダムがかけてくれた言葉です。急いては事を仕損じるともいいますし、やりたいことがたくさんある時こそ慌てずにひとつひとつ進めていきたいと思います。
またそのうち近況報告させてください。
最近はひと仕事終えるとガーナ食とアイスが食べたくなります。夜ごはんはケンケにしようかワチェにしようか。バニラにしようかイチゴにしようか。悩んだ末、ケンケとチョコレート味のコーンフレークを食べています。
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これからも気の向くままにちょbitずつ投稿していきますので、ガーナでの暮らしについて、一緒に知っていってもらえたら嬉しいです。
JICA海外協力隊 2022年度4次隊 まこし
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