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Lomokie Diary #31🇬🇭「蚊帳の中へ」
さて、(かれこれ4日ほど過ぎ去ってしまいましたが)8月20日はなんの日か、みなさんご存知ですか?
世界中のありとあらゆる記念日を集めたサイト"Days Of The Year"によると、この日は"World Mosquito Day"(世界蚊の日)だそうです。
"World Mosquito Day"は、ロナルド・ロスによって蚊とマラリア伝播との関連性が発見された 1897 年に初めて制定された。マラリアの原因とその予防方法についての意識を高めるとともに、マラリアの治療法に関する研究への資金集めを目的としている。
https://www.daysoftheyear.com/
ガーナにきてからはマラリア対策として、マラロン(予防薬)を毎朝1錠服用し、就寝時は蚊帳を使用しています。
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家庭訪問にいらっしゃるということで
急いで調達・設置した蚊帳
そんなわけで、
夜間のLomokieは原則蚊帳の中。
一方昼間のLomokieはというと、
現地語(Dangme語Ada方言)は言うまでもなく、英語は全細胞を耳にしてようやく聞き取れるか否か。それゆえ油断すると確実に周囲の話に入れない、ついていけない、それが積もると何が起こっているのか事情がわからなくなる。
休み時間、先生方の会話を聞いているとどうやら聖書の内容についてディスカッションをしているようだ、ということは分かっても、ナチュラルスピードではそれ以上の情報をなかなか掴みきれない。
そう、いわゆる蚊帳の外。
かや【蚊屋・蚊帳】 の 外(そと)
:ある物事が行なわれている場から外れていること。また、内部の事情を関知できない立場にあること。
そしてそれは、先日参列したお葬式でも同様でした。(ガーナにきて2回目のお葬式)(故人は配属先の同僚の娘さん28歳で、詳しいことは分かりませんが"出産の際に母子ともに亡くなった"と聞きました。)
プログラムのほとんどはDangme語で繰り広げられ、何が行われているのかまったく把握できない時間が大半。
そう、まさに蚊帳の外。
日本語のだじゃれなら「あ、この人今しょーもないこと言ったな」とすぐに気がつきますが、Dangme語でなにか面白いことを言っていても分かるわけがなく、みんなが笑ったり拍手したり盛り上がったりしている時にも、私はひとり真顔をキープしていました。
そのなかで、お葬式を終えてフフを食べながら配属先関係者で歓談していた時のこと。
ここでも会話の9割はDangme語で繰り広げられ、途中までは完全に蚊帳の外状態。なんもわかんないなぁみんな楽しそうだなぁとただただDangme語のシャワーを浴び続けていました。その時。
同僚「Lomokieが理解できるように、Dangme語じゃなくて英語で話そう!」
蚊帳の中に入れてもらえました。
その後すべての会話を理解できたかは置いておいて、このひとことは本当に嬉しかったです。
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ガーナのお葬式は賑やか🪘
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実はこのあと少しだけ吹かせてもらえました🎺
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ティラピアwith唐辛子たっぷりのスープ
そんなこんなで相変わらず日々言葉の壁に挑んでいるLomokie、先日ついに、英語で話す夢を見ました。というか英語で寝言を言いながら目が覚めました。
"夢の中でも英語で話すようになったら上達への一歩だよ"と言う話を耳にしたことがあります。それを期待!できるかと思いきや…
その寝言は…
"Could you say that again please?"
(もう一度言ってくださいませんか?)
いやいや夢の中でも全然聞き取れてないじゃーん!思わず笑ってしまいました。
蚊帳の中への道のりは引き続き険しいようです。
最後にもうひとつ余談を。
冒頭でお話ししたウェブサイトによると、8月16日は "National Tell A Joke Day"(ジョークの日)だったそうな。何もせずに過ぎちゃったのが惜しい。惜しすぎる!とりあえず来年のGoogleカレンダーにメモしました。なんか楽しいことしよ。
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なんとちょうどAugust 16th
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これからも気の向くままにちょbitずつ投稿していきますので、ガーナでの暮らしについて、一緒に知っていってもらえたら嬉しいです。
JICA海外協力隊 2022年度4次隊 まこし