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Lomokie Diary #49🇬🇭「アップサイクル工房in首都アクラ」
↑のとおり、最近の活動のメインはプラスチックごみ(飲み終わったピュアウォーターの袋)のリサイクルです。
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集めた袋はどうなるの?ということで、前回のnoteでは、ボノ州の州都スンヤニにあるリサイクル工場を訪問した時のことをお話ししました。
今回は、集めた袋はどうなるの?第2弾。
首都アクラにあるアップサイクル工房を紹介したいと思います。こちらも、リサイクルやプラスチックごみ問題に関心のあるガーナ隊員何名かで見学に行ってきました。
1.What is アップサイクル?
そもそもアップサイクルとは?
リサイクルと何が違うの?
「アップサイクル」と「リサイクル」の違いは、「一度資源に戻すか、戻さないか」です。
アップサイクルは製品そのものの特徴を生かしつつ、新たな価値を与え、別のものを作ります。一方でリサイクルは、製品を一度資源に戻し、そこから新たなものを作り出します。
例えば、着なくなった洋服があったとします。生地をそのまま使い、ぬいぐるみや小物などを作った場合は「アップサイクル」です。しかし、洋服を繊維の状態に戻し、新しく洋服を作った場合は「リサイクル」となります。
これを今回の事例(飲み終わったピュアウォーターの袋)に当てはめると、こんなかんじ↓
アップサイクル…袋をそのまま使い、バッグやポーチなどを作る。
リサイクル…熱で溶かしたり冷却したりする過程を経て、新たなプラスチック製品(黒いビニール袋)を作る。
2.『Trashy Bags Africa』
ということで、こちらが今回の訪問先です。
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Trashy Bags Africa
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飲み終わったピュアウォーターの袋
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クリアなバッグに大変身
違う会社のピュアウォーターを数種類組み合わせているところがオシャレポイントです。生地がビニールのため、プールバッグにもよさそう。
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布の端切れも回収しているようです
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ポーチやバッグ
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悩みに悩んだ結果、上のバッグを購入しました。普段の買い物で使用したり学校で生徒や先生にお披露目したりすることで、アップサイクルに興味を持つ人が増えるきっかけになればと思います。
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外側がピュアウォーターのデザイン、
どちらがお好み?
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ピュアウォーターのポテンシャルとそれを引き出すアップサイクルに乾杯🥂
3.Let's try アップサイクル!
そうそう、実は私も先日、手工芸隊員さんに教えてもらいながら、布の端切れと飲み終わったピュアウォーターの袋を使ったアップサイクルにチャレンジしました。手動のミシンは人生初、そもそもミシン自体数年ぶり。手とり足とりしてもらいながら、なんとかできあがったのがこちらのポーチ。どう?なかなか味があるでしょう。
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今回の社会科見学やアップサイクルポーチ作りをとおして改めて感じたのは、何事も一人でやるよりみんなでやった方が面白いし、考えが広がるということ。リサイクルやアップサイクル、ごみ問題に取り組んでいる隊員同士で、これからも情報交換・意見交換・工場見学などできたらいいなと思います。
4.おまけ①
工房見学からは話が逸れますが、世の中でアップサイクルの対象となるのはもちろんピュアウォーターの袋だけではありません。中1女子からもらったこの団扇の材料は、なんと米袋(プラスチック製)。クリエイティブアーツ(日本でいう図工)の授業で作ったそうです。
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5.おまけ②
アップサイクル工房の見学に行った日は、そのままみんなでレストランに行ってサーモンクリームパスタを食べたり、ショッピングモールの化粧品屋さんでフルメイク体験(100セディ分購入すれば無料でやってもらえるよ)をしたりと、首都をエンジョイしました。
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ここではちゃんと、サーモン=サーモン
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ポテンシャルがあるかも
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これからも気の向くままにちょbitずつ投稿していきますので、ガーナでの暮らしについて、一緒に知っていってもらえたら嬉しいです。
JICA海外協力隊 2022年度4次隊 まこし