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【SLAM DUNK GI】9話 「ストリートバスケ」
アメリカのストリートバスケで武者修行、そしてそこからプロ入りを目指す桜木花道の挑戦が始まる。
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アメリカでは公園などにストリートバスケのコートが多く設置されており、近年はバスケットボールブランドの「AND1」が立ち上げたイベントも人気を博している。
新たなスター選手を発掘するための大会等も開催され、この活動をきっかけにストリートバスケからNBAチームと契約にいたる選手も出てきているのだ。
「ハナミチ、紹介するぜ。うちのチームのキャプテンのエリックとアレックスだ。チームメートは他にもいるが、プロじゃないだけに仕事に出ている。今日はとりあえず二人だ。しかしアメリカは広い。
それでも集まってくる奴らはうじゃうじゃいるから安心しな。」ジャック
「おうよ!」
チーム代表でコートの所有者でもあるジャックが仲間を紹介する。
「ハナミチ はじめまして 日本から来たって?まさか旅行じゃないよな? ストリートバスケを遊びだとする輩もいるが俺達は真剣だぜ。」エリック
「コートの使用権を毎回かけて試合をすることもある。勝たなければプレーできないんだ。それにいろんなやつがいる。長年に渡ってプレーした元NBA選手、ドラフト漏れした選手、1年で解雇された選手なんかもいる。簡単じゃないぜ。」アレックス
エリックとアレックスは真剣なまなざしで問いかける。
「安心しろ。旅行なんて興味ない。それに俺は ジーニアス!! テンサイだ。」桜木
「テンサイ?? ジーニアス? ははは 面白いやつだな。」エリック
桜木のビックマウスとキャラクターは国境を超える。陽気な性格は海外向きなのかもしれない。
「まぁとりあえずアップがてらはじめな」ジャック
1ON1 2ON2 と繰り返し汗を流す。
「ハナミチ 身長は大体190くらいか? 得意なプレーはなんだ?」エリック
「リバウンド & ジーニアス的なドリブルセンス&シュート&キソ とスラムダンク・・・・。」
「A basis is important!!」(基礎は重要だ)エリック
「だろ! アメリカでもゴリと同じこと言うんだな。 ちょっと見てな。」桜木
桜木、最初から得意だったボールハンドリングの基礎を披露する。
「フン フン フン フン フン フン フン」
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「Very Good やるじゃないか!じゃあこんなのはできるか?」アレックス
アレックスは得意のストリート仕込みのテクニックを見せる。
「ハナミチ ディフェンスに入ってみろ。」アレックス
日本高校バスケでは、中々お目にかかれないドリブルテクニックに桜木は手がでない。桜木は足首を崩され尻餅をついてしまう。
「これがアンクルブレイクって言うんだ。」
アレックス
アンクルブレイクとは足首を破壊する。という意味でディフェンスは、ひざを曲げて腰を落とした状態でこまめな重心移動を繰り返すことになる。繰り返されるフェイクや異常な切り返しに身体全体のコントロールが上手く効かなくなり、実現したい動きに身体がついていかないという現象が起こる。この時、足首が床面をタイミングよく蹴ることができず、まるで壊されてしまったように見える。
「アンクルブレイク、、、、奥が深い。。。。。」桜木
正午を迎えるころになるとするとぞろぞろとコートに集まってくる。仕事の休憩時間にバスケをする人もいるんだろう。
「よーし やろうか」
ジャックの号令がかかる。
桜木花道の初海外試合が始まろうとしていた。