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【SLAM DUNK GI】54話「アドレナリン」
「序盤の正念場だぞ」魚住
ルース・オエステ攻撃。
宮城にボールが渡る。福田とマッチアップ。
「パスか、、、 ドリブルか、、、 シュートか、、、、」宮城
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宮城、清田へパス。清田、宮城へリターン。
「どうする、、、、?」宮城
赤木、スクリーンで三井フリーに。
「宮城!!」三井
宮城、判断が悪くタイミングを逃す。
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「あーー。」高宮
「完全に冷静な判断が出来ていない。監督ここはタイムアウトでは!?」花形
「はい。そうですね。」紡希
紡希がタイムアウト申請に立ちあがる。
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その時、
「リョーーーターー!!
しっかりしなさい!!
もうにげんなーーーーー!!」
「!?!?」
「えっ!? この声!?(アヤちゃん!?)」宮城
スタンドから立ち上がり大声で叫ぶ女性。
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その横には3人の男性も続々と立ち上がる。
「アヤちゃん!!」宮城
何か、説明がつかない力が働いた。
鳥肌が立っていた。
気がついたら福田吉兆を抜いていた。
そして視界には
「ヤス、シオ、カク、、。あいつらも」宮城
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彩子の前で真剣にバスケットに向き合う姿を見せるのはいつぶりになるのだろう?
高校3年ウインターカップ決勝リーグで敗れ、コートを背に動けず照明を見上げたあの時、彩子の声に答えられなかった。
バスケットにも彩子にも夢中だったあの頃がフラッシュバックする。
藤真健司がヘルプ。宮城-藤真のマッチアップ。
回想
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「相手は県内トップを争うガードよ!! 」
「何がいいたいかわかる?」彩子
現在
「そいつを倒してオレがトップになる!」宮城
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藤真も抜く、レイアップへ、シルバもブロックへ。宮城ゴール。21-34。
「ボアノイチ 10番 ファウル バスケットカウントワンスロー」審判
「俺ならいつでもブロックできると思ったかい?」
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宮城、シルバを挑発する。
宮城、ボーナススローを決め、22-34。
ここで第1クォーター終了。
ベンチに引き上げる宮城の目には、
彩子が拳を前に出している。
宮城も拳を掲げ答える。
そして福田が近寄る。
「相変わらず、ぬりーモチベーションだな。」福田
「うるせーわ。彼女が笑ってくれれば最高なんだ。」宮城
「彩子、逃げんなってのは禁句じゃない?(笑)」安田
「はは(笑) そお? リョータは大丈夫よ!彩子
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ルース・オエステベンチ。
「りょーちん!! 一時はどうなるかと思ったが、彩子さんが見てるとはなー はっはっ(笑)」桜木
「宮城 大丈夫か?」赤木
「ダンナ 何が?」宮城
「ふふ(笑) 宮城 次は見逃すなよ!」三井
「ああ バシバシ出すから決めてよ! 三井サン」宮城
「かっかっ(笑) さっきまでの顔とは全然ちげーな!」清田
「アネゴ来てたのか!」野間
「内緒って言ってたのはこのためだったのか?」大楠
「そういうわけじゃねえだろ!?」高宮
「とにかくリョーちんにとって女神降臨だな!」水戸
ボアノイチベンチ。
「福田 上出来だ!」ホベルト・権藤
「ええ でも宮城が崩壊したとは考えないほうがいい。」福田
「そうです。ここからですよ。あいつらは。」藤真
「藤真、次俺にボールくれ、あいつガンくれやがった。」シルバ
第2クォーター開始。
ボアノイチ攻撃、シルバ-宮城のマッチアップをつくる。
シルバ高度なテクニックで宮城を翻弄。
宮城抜かれる。
「花道! 今だ!」宮城 「おうよ!」桜木
桜木スティール。
「わざと!?」シルバ
「ヘイ! シルバのマークの俺が空いてる!」清田
桜木、清田にパス。清田切り込みレイアップ、藤真のヘルプ、清田、宮城にパスへ切り替え、
宮城がゴール。 24-34。
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「ノブナガ! ナイス判断!」宮城
「かっかっ(笑) 当たり前っすよ!」清田
宮城は先ほどの失態が嘘のように持ち直した。
アドレナリンが注入されたかのように集中状態に入った。
「三井サン!」宮城
三井のスリーポイントが決まる。27-34。
点差を一桁に戻した。
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