【SLAM DUNK Gl】88話「始動」
松田雅志を代表者として古本興業が運営する
「ヴィルフェーダ大阪」
の新規参入のニュースは瞬く間に話題となった。
https://note.com/tyimage/n/nb89f51866217
未だBAR MR,BUUで働く桜木花道にとっても朗報だった。
デサフィアンテでの桜木のパフォ―マンスに及第点をつけた代理人の花形透も尽力する。
「トオチャン 実績のある代理人の推薦状が必要とか言ってたけど、トオチャン大丈夫なのか?」桜木
「心配するな。俺とて、選手を引退したからといって手を抜いてきたわけじゃない。」花形
「それより、デサフィアンテの試合はあくまでエキシビションマッチだと懐疑的な目で見るものだっているのだ。しっかりと準備をしとけよ。」花形
「おうよ。まかせておけ。」桜木
「トライアウトって何するんだ?」高宮
「以前、湘北で行ったファンダメンタルテストしかり、ゲームもあるだろう。」花形
「ほほう。」桜木
https://note.com/tyimage/n/n23de7c6bb6b9
「人数もそうは多くないはずだ。試合は内定者や元々のチームから契約していた選手も混じるはずだ。」花形
「トオチャン! もうすでに決まってる奴と試合するのか?」桜木
「そういう場面も十分、予想できる。」花形
「おもしれーじゃんか!」桜木
「桜木! まずは午前のファンダメンタルテストに合格しなければ、午後には残れないぞ。」花形
「そうなのか。心配すんな!」桜木
トライアウトまでの期間、桜木は入念な準備をしたためる。
「こんな狭い店で、動いてはられん! ちょっと出でくるぞ! はっはー(笑)」桜木
「何!? このやろー! ・・・ 花形さん トライアウト どんな奴がくるかな?」高宮
「ああ 俺も まだまだ動きたいと思ってる。 まぁ楽しみにでもしておいてくれ。」花形
「とんでもない奴とかを楽しみにしていいのかわかんないけどね。」高宮
大阪を拠点としていたJBAリーグのチームの選手がベースとして残るというヴィルフェーダ大阪。
CBAリーグからプロ化を目指しCBAリーグから脱退しプロ志向で運営されていたのがJBAリーグである。
そこに古本興業が介入し新規参入に至ったのである。待望のプロ化にアメリカで武者修行をした桜木と言え、まだまだ未知数の実力者が立ちはだかるのだろう。
桜木は湘北高校に出向いていた。
「チュース!! ゴリ!」桜木
「何の用だ! ここは お前の遊び場ではないぞ!」赤木
「トライアウトを受けることが決まった。大阪だ。」桜木
「ほう。」赤木
「また 朝練 来るからな! カギ用意しとけよ!」桜木
「フン たわけが。 桜木! おごるなよ。」赤木
「このチャンスをものにする!」桜木
「お前は下手なんだ。それを忘れるなよ。」赤木
「基本が大事! だろ?」桜木
「そうだ。」赤木
赤木は、桜木に何か伝えようとしたが踏みとどまった。
「いずれ わかることだ。余計なことは、頭に入れることはあるまい。」赤木
そう意味深な言葉を残した。また桜木の回りでストーリーが動き始めたのだった。
続