【ボアノイチ・総評】ブラジルトリオ
ダニエル・シルバ
10番 SG 181cm
得点 16 スリーポイント 3
世界的なフリースタイルバスケの選手としてメインイベントを飾る。エキシビションマッチの発起人でもある。卓越したテクニックと正確なミドルレンジからのシュートで前半戦に得点を量産。
ゾーンプレスを攻略され、勢いを取り戻すルース・オエステを対し、前半終了間際にブザービーターでスリーポイントを決める等、ブラジル人らしいマリーシアを披露した。
後半戦は、サプライズ登場した流川楓のマーカーとなる。現役NBAプレイヤーに苦戦し、得点も止まってしまったが、第4クォーター開始早々に決めたブーメランからのシュートは、流川までも困惑させ、ボアノイチの逆襲の口火を切った。
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結果的には、チームトップタイの3本のスリーポイントを含む16ゴールはブラジルトリオの中ではトップの数字を残した。
ファント・ガルサ
4番 C 202cm
得点 12
リバウンド、パワーが持ち味のガルサに間違いなくマッチアップした赤木剛憲は手を焼いた。桜木と二人でリバウンド対策をすることで得点は抑えられたと言えるが、その分、ベノンのマークが薄くなり加点される結果となる。バスケットカウントをしっかり決め、ポイントとなる場面では、フックシュートを決める等、柔の面も見せた。後半戦のベノンの覚醒に目を奪われがちだが、高速カウンターを成立させたガルサの高速パスも忘れてはならない。二人の連携は強烈で、ベノンの得点15と合わせ27得点。この数字は赤木、桜木の合計点23を上回り、二人を苦しめたと言えるだろう。
セバス・ベノン
20番 PF 200cm
得点 15 スリーポイント 2
前半戦はチームの潤滑油のような役割で目立ちはしなかったがしっかり得点を重ねる。マーカーの桜木がガルサのリバウンドに対策した影響もあると言えるだろう。後半戦は、流川楓の活躍により第3クォーター終了時点で同点に追い付かれてしまう。第4クォーター開始から反撃に出るボアノイチに対し、ルース・オエステは流川のペネトレイトから三井のスリーポイントを戦略とされると、インサイド中心のプレースタイルと思われたベノンの独特なスリーポイントを解禁。スリーポイントの応戦を見せる。さらにスリーポイント封じとして、ガルサとともに超高速カウンターを成立させる快速を見せた。後半戦のベノンは間違いなく、ルース・オエステの計算外の選手となり苦しめた。
ルース・オエステーボアノイチ
「デサフィアンテ・エキシビションマッチ」
86ー85
得点 スリー
赤木剛憲 14
桜木花道 9
宮城リョータ 9
清田信長 10
三井寿 26 8
流川楓 18 2
(86)
ファント・ガルサ 12
セバス・ベノン 15 2
ダニエル・シルバ 16 3
福田吉兆 22 1
藤真健司 20 3
(85)