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【SLAM DUNK GI】12話 「NBAドラフト」

湘北から二人の逸材が日本から海を渡った。一人は全日本ユースにも選出され将来を渇望される若者。


一人は自ら海を渡りストリートで腕を磨く若者。


二人の海を渡った時期は違えどバスケに明け暮れる日々は続いた。月日は流れ22歳になる年、とうとうこの男にスポットがあたる。


流川楓

アメリカ大学に入学し腕を磨いた。流川は天才ではない。しかしその秘めた才能と努力、チャレンジし続けることが出来るメンタルと負けん気、それらと放たれるオーラ、 









「流川ならやってくれる。」

そういうスター性を持ち、それは海を越えてもメキメキと伸ばし続けた。試合に出場できなくても、
シックスマン扱いでも壁にぶつかる度に乗り越えていく。
そうやって精進し続けられることが流川楓の最大の才能なのかもしれない。

そして試合に出場すれば結果に変えていった。日本で人気を博したクールなお面持ちとそのルックス、プレースタイルは人気を呼びアメリカでも火が着いた。









「RU・KA・WA! RU・KA・WA! RU・KA・WA!」


NBAドラフト自動資格を得た流川。運命のドラフトが開始されようとしていた。


NBAドラフトは全30チームが1巡目、2巡目と2回指名できるようになっている。全世界から毎年60人しか指名されない。

全世界のバスケ人口は4.5億人と言われており男女比で半分に割ったとしても2億人以上の競技人口の中からたった60人しか選ばれない狭き門なのだ。



「カエデ、緊張してるのか?」

「・・・・・」



指名は2巡目に入る。40人、、、、50人、、、、、、55人。


「ラストだ、、、、、。」

「・・・・・」







「シャーロット・ホーネッツ 
            2巡指名      カエデ・ルカワ。」



「おおーーーー!!」ギャラリー

「・・・・・ ありがてえ。」


流川楓、全世界にその名を示した。快挙である。

記者会見が開かれた。


記者:全世界でもう流川楓がNBA選手になることは知っています。しかし直接伝えたい人はいますか?



「高校1年の時、アメリカに行こうと思い相談したことがあった。もっと上手くなりたい。ただそれだけだった。」

「日本一の高校生になりなさい。アメリカはそれからでも遅くないと反対された。目標がはっきりしたことで吹っ切れた。その時の選択が正しかったのかはわからないが実際、その夏、全日本ユースに選ばれ道が広がった。」

「当時の監督です。よろしく ご指導ご鞭撻のほど、、、、、、ありがとうございます。」


流川楓NBAドラフト指名。

あの時の木暮公延のセリフが見事にリンクする。










「信じられん・・・でもな、流川ってのは、そういう選手なんだ・・・。」







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