新人さんが腰痛で押さえておくべき病態 腰椎椎間板ヘルニア
はいみなさまこんにちはm(__)m
では本日は腰椎椎間板ヘルニアについて書きだしていたいと思います。
どうですか皆さんガイドライン少しは読んでみましたか?
それならもうこれを見る必要はありません
でもまだ見てません…
やる気が起きません…
そんな人は見てみてくださいね
ガイドライン上の診察手順から
腰椎椎間板ヘルニアの診察
手順
1.問診,病歴の聴取
○問診から腰椎椎間板ヘルニアを示唆する所見を得る.
有病率はおおむね1%
好発部位 L4/5とL5/S1
平均年齢40歳代
年齢上がるとL4/5より上位腰椎のヘルニア増える
○悪性腫瘍や感染などの重篤な疾患の危険信号(red flags)を見落とさないことに留意する.
ここはマストなので見落とすな
a.発症様式
○激痛を伴った突然の発症○比較的短い有症期間
b.症状
ハイここも聞き忘れたらいけないやつ
とくに下腿に放散する疼痛、神経デルマトームに一致する疼痛、くしゃみによる疼痛の悪化、発作性疼痛のこの四つをもちいた診断精度0,8
なのでヘルニアには問診重要
一つ一つは診断精度低くてもあわさると診断精度上がるからめんどくさがらずやりましょう
○下腿に放散する疼痛
○腰痛
○体動時の疼痛の悪化
○くしゃみによる疼痛の悪化
○発作性疼痛
○膀胱直腸障害
2.診察(身体所見)
○腰椎椎間板へルニアの診断とともに障害神経根の同定のために,綿密な神経学的所見の評価が必要である.
なので確実に評価しましょう
○神経学的な異常や症状を呈する他疾患との鑑別.
a.腰椎椎間板ヘルニアにみられる身体所見
○体幹前屈制限
○tight hamstrings
○疼痛性側弯
若年者には特にここ注意。あと腰痛の合併も多い
b.神経学的所見:障害神経根に一致する所見かどうか.神経脱落所見の有無
意外と診断精度は低いんだけどもやったほうがいい
これは腰痛評価の基本。ちゃんとできますか?
○感覚障害領域
感度・特異度ともに低い
○下肢痛放散領域(自己申告)
診断に有用
○筋力低下
感度低い、重度麻痺例では特異度中程度
○深部腱反射
さてどこが障害されやすかったでしょうか?
L4神経根障害では膝蓋腱反射、S1神経根障害ではアキレス腱反射が消失・低下
診断精度は高くない
これが最初加減が難し
あくまで単独ではって話。
c.各テスト
○下肢伸展挙上テスト(SLRT)
感度高いが特異度低い
○交差SLRT
感度低いが特異度高い
○大腿神経伸展テスト(FNST)
感度低いが特異度高い
3.画像評価 MRI を中心に画像検査を行う.
ここも絶対的に信頼してる人いますが無症候性の腰椎椎間板ヘルニアが高頻度に存在するのであくまで総合的に
○MRIが施行できない症例では脊髄造影および造影後CT,椎間板造影および造影後CTなどで代替する.
○外側ヘルニア,硬膜内ヘルニア,小児終板障害などの特殊病態が疑われる場合は椎間板造影,脊髄造影やCTなどの追加画像検査を行う.
ヘルニアは約60%は吸収されていきますが、タイプによっても違うので予後予測のためにもここを知ることも重要
a.MRI評価
○腰椎椎間板ヘルニアの有無のみならず,椎間板ヘルニアの高位,局在および形態の評価を行う.
大事なのはしっかりと評価し病態を把握しましょう
じゃないと効果的なリハビリなんてできません。
すぐ効果的なテクニックみたいなものに走りがちですがきほんをみっちりやっとかないとそのテクニックいつ使うのかがわかりません。