アメリカから来日の親友と原宿ウォーキング
ニュージャージーの高校に通う次男の親友がやってきた。彼と息子とは、幼稚園時代からの友人だ。初めて会ったときから意気投合し、今でも家族ぐるみのつきあいが続いている。
二人は知らなかったのだが、彼は日本との関わりがあった。二人が遊び始めて半年くらいたったあと、近所に住む彼のおばあちゃんが「うちの主人(彼の祖父)が日本で仕事してて」と言ったのだ。
彼のおじいちゃんは、名前は明かせないが、音楽業界ではあっと驚く著名人だった。70年代から日本に住み、息子の友人のお母さんは東京で生まれた。
そのお母さんは12歳まで東京で過ごしたあと家族でパリへ移り住み、大学と大学院はアメリカで通った。親友の祖父はパリから東京に戻り、それ以来ずっと東京に住んでいる。
そんな強烈な日本コネクションを知らずに息子と彼は仲良くなった。東京で単身赴任している祖父は3ヶ月おきくらいにアメリカに来る(彼はイギリス人だが妻はアメリカ人)。
そして私も祖父と仲良くなった。日本の音楽シーンに造詣の深い彼と音楽談義をよくする。特に80年代の話などを。
東京・パリ・ニューヨーク・コロラド、そしてニュージャージーに移り住んだ彼の母親。なんとインターナショナルなバックグラウンドだろう。
そんな息子の親友はおじいちゃんの招きで初の来日。ちょうど一時帰国している私と次男、彼と母親と祖父の5人で原宿・渋谷ツアーに出かけた。
彼のおじいちゃんの発案「竹下通りを歩かせると面白いだろう」に乗っかり、原宿駅で待ち合わせ。
たまたま日曜日で、大混雑の竹下通り。すると息子の友人は「A Bathing Apeに行きたい」と言い、自分でスタスタと店へ向かって歩き出した。
息子も私もきいたことのないブランドをなぜ彼が知っているのだろう?
原宿の裏通りにあるその店は、主にアジア系観光客が多く来ていた。値札を見ると、た・たっかーい😳
彼は自分のお小遣いを持ってきており、その範囲内でTシャツを2枚購入。
そのあとキャッツストリートを抜け、渋谷まで歩く。私は表参道にある大学に通い、一時期原宿に近いオフィスで仕事した経験もあるが、キャッツストリートという名前もきいたことがなかった。浦島太郎ばんざーい😤
渋谷まで来るとほとほと疲れたので大手カフェで休憩。その間高校生二人は渋谷ブラして、買い物をしていた。
次男も渋谷に来るのは数年ぶりで道も知らない。GPSマップを頼りに二人で探索してさぞ楽しかったことだろう。
夕刻時に落ち合い、近くの蕎麦屋へ。
彼の一家は全員ベジタリアン。彼も生まれてから最近まで肉を食べたことがなかった。両親は背が高いのに彼だけは背が低いままだった。
そして半年くらい前に自分の意思で肉を食べ始めた。するとどうだ、めきめき身長が伸びてきたではないか。
そんなわけで彼は何でも食べる、母は肉も魚もダメ、祖父は肉はダメだが魚はOKという組み合わせで何を食べるか考えていたら母親が「そばが食べたい」と言う。
実は偶然にも私と息子はその日の昼にそばを食べていたので、そば以外のメニューがある店を検索し、そこへ直行😅
私はさばの煮込み定食、息子は牛丼を食べた。
ベジタリアンというと健康そうにきこえるが、実はそうでもない。肉を食べないだけで菓子類やパスタ・パンなど小麦粉類中心になってしまう。
ベジタリアン・ビーガン=菜食主義者ではない。=肉を食べない人、なのだ。
というわけだが、そば屋ディナーも楽しく終わり、いよいよお別れのときが来た。翌日からおじいちゃんの別荘がある京都で2週間過ごすためだ。
母親は生まれ育った世田谷家を見に行って懐かしかったと喜んでいた。
東京で彼ら一家と過ごすことができて本当によかった。
またこういう機会があればいいね👍