読書で心に響いた名言集(30日目)

超訳 ニーチェの言葉

『カリスマ性の技術』
自分をカリスマ性を持った深みのある人間である様に見せたいのなら、一種の暗き、見えにくさを身につける様にすれば良いと言われています。
自分の全てさらけ出さない様に、そこが見えない様にします。
多くの人は、底が見えない事に一種の神秘性と深さを感じるからです。
自然にある池や沼にしても、濁って底が見えないと人は深いと思って恐れてしまいます。カリスマ的人物にはその深みがあります。
深みがない人は、直ぐに自分の力を顕著に誇示しようとします。承認欲求が高く、自分が周りからどう見られているのかばかりを気にしています。
深みは、たくさんの努力や経験を乗り越えていき、他人の為に尽くし喜ばせる事を自分の喜びに感じる事で育まれていきます。
そういった人達は、承認欲求を軸に生きていないので、自分の実力を自慢したり誇示したりはしません。常に謙虚で誠実に、直向きに物事に取り組んでいます。これは世間一般から言ったら当たり前の事なのかもしれません。
だからこそ、当たり前の事が当たり前に出来ない多くの人は、その本質を見極める事が出来ない為、底が見えない深さを感じるのです。
本当のカリスマとは、当たり前の事を習慣化している人の事を言うんだと思います。
そういった人が、毎日当たり前の様に努力を続けてきたイチローの様に歴史に残る結果を生む事が出来るのです。

『体験だけでは物足りない』
確かに体験は人を成長させるし、重要です。
しかし、多くの体験をするだけでは他の人よりも優れているという事は出来ません。
優れている人は、体験したら、その結果を考察して、深く考えます。
良かった点、悪かった点を洗い出し、改善していく様に努めます。
体験を仕事と捉えた場合、ただ惰性で仕事する人と、仕事の効率(スピード)、クオリティがどうやったら向上するのか考えながら働く人では、雲泥の差が生まれます。
自分が取り組んでいる目の前の事に対して、常に疑問を持ち、改善点はないか、無駄はないかを考えて改善していきます。
その1つ1つの積み重ねが、いずれ大きな成果を生んでいきます。


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