完全に深夜のテンションで日記帳をポチろうとしている。しかしこの文章を書いている間はまだ未遂なので、安心して読み進めて欲しい。 私の心が日記帳にとらえられた経緯はこうである。 最近、もっぱらグルメになってきた猫の食生活に合わせて高級猫缶を買うことが増えた。 それに伴い、池袋西武のLOFTに立ち寄る回数も爆増した。何を隠そう、LOFTの横が高級猫缶屋なのである。池袋西武はリニューアルオープンに伴う大量閉店が相次いだためもう虫の息で、おもなテナントはLOFTと高級猫缶屋しか生
こんな夢を見た。 ────勇者の帰還です！歴史を塗り替えた男の帰還です！ なるほど、勇者は帰還したらしい。 ジーワジーワと、蝉が私を責めたてる。今は蝉だからいいが、ゆくゆくは皆が私を責めるのだろうか。 "勇者"がまだ「冴木」だった頃、私は彼と付き合っていた。 大学で同じゼミに所属していたことを機に交際を始めた彼は、どちらかと言うと人畜無害で、良く言えば安定していた。外でのデートは年に3回、クリスマスと正月、それに私の誕生日。インドアな彼の誕生日は家で祝う。"お互いを尊重し
文学フリマ合同本にご協力くださる方に向けた概要です！ ・頒布：2025年5月某日・文学フリマ東京40 ・締切：3月31日 ・文字数：上限4000文字 ・禁止事項：極度にセンシティブな写真 ・原稿が完成次第、メールアドレス kinakonoza352@gmail.com までお願いします。 ・インタビューの方に関しては、別途スケジュール調整のご連絡させて頂きます。 ・絵日記等は画像・文字の配置がわかるように頂けると本当に助かります。 ・締切までに原稿が頂けない場合、ご
去年の7月辺りから、やたらと沖縄の話をされるようになった。なんでか知らないが、私の行く安くて美味くて酒の濃い立ち飲み屋の店主は皆、やたらと南に飛びたがるのである。しかもなぜか、それより南には絶対に行かない。ハリガネムシに寄生されたカマキリが水辺に向かって歩いていくように、酒に寄生された男達は本能的に沖縄を目指し始めてしまうのかもしれない。 要するに、立ち飲み屋で沖縄の話ばかりされたものだから、すっかりその気になってしまったのである。ハイサイ！という気持ちに導かれるまま、私は
手痛い失恋の話をしたい。 というのもここ数日、学び舎で肩を並べた友人が続々と結婚の意向を表明し、エコー写真を見せてきては｢結構はっきり見えるでしょ〜♡｣ と言ってくるようになった。正直全く何も見えていないが、友人が指をさす瞬間、その方向に自らの指を差し向け、友人の指を押しのけて先に豆粒のような影に指をさして｢かわいい！！！！｣と言うと喜んでいるので、これが正解の反応なのだろう。昔から百人一首は得意な方である。 話が逸れたが、結婚した友人達の共通点を思い返すと、みなアルバム
生理である。 思い返せば私は、ある時はサザエさんのジャンケンに負けたことで泣き、またある時は大学の木がイルミネーションの餌食になったことで泣くなど、私の中に巣食う<生理>という人格に手を焼きながら過ごしてきたわけなのだが、今回もかなり手強い<生理>の魔の手が私に伸びてきた。 まずは、こちらをご覧頂こう。 あろうことかまつざか先生を想い、大きな声で泣いてしまったのである。 これは由々しき事態。とにかく、何か気の紛れるようなことをしなくてはと思い、立ち上がった私を、あろうこ
