人生はマリオカートみたいだと思った話
スマホ版のマリオカートが楽しい。
マリオカートってさぁ
赤甲羅あてられた直後に緑甲羅にあたったりして。
しかもそれ自分で投げたやつだったりして。
あぁもうだめだと思った時にスター状態入ったりして。
スター抜けた瞬間に雷落とされたりさ。
なんか人生みたいだなぁって(遠い目)
まぁそういうわけでマリオカートで登場するアイテムを批判&心理学的考察していきます。(文脈爆破)
アカこうら
前方のカートを追いかけ、当たったカートを転倒させます。
なんて邪悪な発想なんでしょうか。禁止!!!
マラソンでこんなことやったら即退場だから。
前にいる人を引きずり落とす前にコイン集めよう?
色彩心理学的に赤色は攻撃性を喚起する色とも言われます。
ミドリこうら
まっすぐ進み、当たったカートをクラッシュさせます。
もはや誰でもいいから脱落しろってか。
これも危険な発想だ...!禁止!!
自分に返ってきて初めて分かる痛みってあるよね。
苛々や焦りがつのると周りが見えなくなります。
交流分析では「I'm not OK, You're not OK」(私もダメ、あなたもダメ)が一番危険な状態とされます。
一番健康的なのは「I'm OK, You're OK」(私はこれでいい、そしてあなたもそれでいい)という状態だとされています。
私はというと、すぐ「I'm not OK」になりがちです。
バナナ
ふんだカートをスピンさせます。
いやぁ、悪意そのものですなぁ。
今私は調子が良いのだからおまえらは上がってくるなという権威的な思想が見える...!!禁止!!
二周目で自分で踏んで初めて分かるバナナってあるよね。は?
誰も踏んでなかったんかいって思いながらまた前を向くマリオが渋いぜ。
トゲゾーこうら
トップのカートを追いかけ、当たったカートをクラッシュさせます。トップのカートに追いつくまで、ほかのカートに当たっても進み続けます。
これは相当な恨みを感じますな。
出る杭は打たれるというやつか。
トゲゾーこうら皆で投げまくった結果として炎上という現象が起こるのでしょうか。
自分の中にあるトゲトゲしい感情を目立った他者に投影するのは防衛機制の一つなんでしょうね。
防衛機制は精神分析で有名なフロイトの娘にあたるアンナ・フロイトが整理したすげぇ概念です。
自分の不安や欲求不満を無意識に抑圧したり、他者に映し出したりする心のメカニズムが人間にはあるようです。
ダッシュきのこ
カートがダッシュします。
いや有り難いキノコがあるものですね。
調子が良いときは周りから観ても楽しそうで、うらやましいです。
行動分析学のABC分析にあてはめてみます。
先行刺激(Antecedent):普通の速度
行動(Behavior):きのこを取る
結果(Concequence):速くなる
マリオにとって好ましい結果が得られるような行動は頻度が増え、反対に好ましくない結果が得られるような行動は減りますので、マリオはまたきのこを取ろうとします。
noteで言うと「スキ」(結果)を得ることによって「書く」という行動が活性化されるということがあります。
スキナーという心理学者の幸せの定義は、“正の強化子を手にしていることではなく、正の強化子が結果としてもたらされたがゆえに行動すること”らしいです。
つまりスキやフォローがあることではなく書いた結果としてスキを貰ったが故に、次も書く(行動する)こと?なのかなと解釈しました。
幸せは目的や結果ではなく行動だと言い切った学習理論の偉いおじさんです。
勿論、書くことで得られるものは他者の反応だけじゃないとも思います。
マリオカートの話どこいった?
コイン
コインが2枚増えます。
誰も傷つけないアイテムがここにありました!!!
ささやかな幸せというやつですなぁ。
確実に得られる報酬というのもないと人生やってられねぇってな。
セルフケアの観点からも日常の中で自分だけのささやかな幸せを感じる時間を持つことは重要なように思います。
少しずつ経験値となって身となるような趣味とか良いですよね。
私の最近の趣味でありささやかな幸せは、
映画鑑賞かなぁ。
サンダー
ライバルたちに雷を落としてスピンさせ、もっているアイテムを消滅させます。一定時間、ライバルたちは小さくなり、スピートが遅くなります。
これはまぁ、ハンデってやつです。
ゴルフやらないけど、うまい人と素人とではハンデ無いと勝負にならないって聞きますもんね。
ゲームとして皆で楽しむためにはサンダーも必要か。
いやでもアイテムまで落とされたらムカつくわ。
やっぱアカン!!禁止ぃ!!!
かなり話がずれますが、
合理的配慮という言葉があります。
障がいを持った人の要請に応じて社会的な障壁を無くすために行われる配慮のことで、例えば試験などで別の部屋を確保するなどの配慮を行うことが公的機関は義務となりました。(障害者差別解消法,2016年施行)
ただこの合理的という言葉が曖昧で多義的で、
その支援のあり方がニーズや提供側の力量に合った配慮なのか行き過ぎた配慮なのかをその都度考えなければなりません。(支援する側・される側の双方が)
何より当然の機会の保障という観点は大切だと思います。
すいません、サンダーとは全く関係ありませんが法律の情報提供でした。
スーパースター
一定時間無敵になり、ぶつかったカートを転倒させます。スピードも速くなります。
テンション高くてかつパフォーマンスも高い無敵状態です。
長くは続かないというところがミソです。
呑みながら書くと面白いけど誤字が多いです。
キラー
一定時間、キラーに変身します。高速で自動的に進み、ぶつかったカートをクラッシュします。
もう名前からして禁止!!!
8位から一気に2位くらいまでいけるやつね、これ。
いくらなんでもこれは配慮しすぎや!
宝くじという名のキラーが当たるのはお待ちしています。買ってないけど。
スリップストリーム
ライバルのうしろにつき、そのまましばらく走り続けるとダッシュします。
アイテムじゃないけどこれ使えます。
前走ってるキャラをストーキングしてぴたっとくっついていくと何故か加速して追い抜けるという。
なんだか教師と教え子のようですな。(もうさすがにこじつけになってきた)
「学ぶ」というのは「まねぶ」から来ていると言いますもんね。(もうすぐ終わります)
背中を見せて教えてやっていた存在が自分を抜いて巣立っていく。
スリップストリームから感じられるその出会いと別れという姿に、 泣きました。
人生ってさぁ
というわけで、
人生や社会というのは競争があるから面白い部分は確かにあれども、
赤甲羅や緑甲羅を投げるならせめて「スキ」を乗せて投げましょうというお話でした。(!?)
アイテムはやっぱり、必要ですしスパイスになりますね。
アイテム無かったら純粋にドリフト勝負。
それはそれで面白いし、鍛えがいがあるか。
自分専用のカートを携えて、ときどきアイテム使いながら、生きていこう。(まとめに入ってるねぇ)
お勧めはダッシュキノコ(自分の行動を良い方向に活性化させるもの)とコイン(ささやかな幸せ)です。
ただレースに参加する目的や価値は人それぞれ違うので、自分が価値を感じる走り方は何だろうと、
スタートダッシュのときに見つめ直せる心持ちもありたい。
あと、レースが終わってしまっても、
コースはほかにもたくさんあるよ。
任天堂さん、さすがです。
マリオカートで人生を教えてくれてるんですよね。
違います。
人生は滅多にキラーでません。
結論:人生はマリカーではなかったけどマリカーは何歳になっても楽しい神ゲー
この放送は、ふざけモードの分人、真面目モードの分人の提供でお送りしました。