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面白くてよくわかる!古事記
自分的にブームがきている古事記。世界観を知りたいので、あまりにもガッツリ本格的なところには手が出せないので、わかりやすそうなところから手を出すのがいつものスタイル。見開きで、右ページに説明文、左ページに図やイラストで個々を上巻から下巻に向かって説明してゆくので、読みやすく、あれなんだっけ?となっても戻りやすい。
とにかく、神様の名前が覚えにくい上、同じ神様が複数の名前を持っている。関係も複雑で、婚姻関係がこんがらがっている。これを、全部覚えるつもりもないし、古代史の謎を解くつもりもないので、世界観を感じるつもりで読んでいる。
話の間に、コラムが入っている。ここにはストーリーとしては古事記がオリジナルではなく、世界に残る話には似たような話が多いことが書かれている。無から生まれる神もいれば、神の体の一部から生まれる神もいる。ギリシャ神話のヴィーナスの誕生も全く同じ構図。死の国に迎えに行く話も、動物たちの知恵比べも確かに別のところで聞いたことがあり、「あれ?、これって・・・」と。こうしたところをつなぎ合わせると、自然発生したと考えるよりも、そもそもが同じところだったのでは・・。と考えが進むのもわかる気がする。
上巻は神様の伝説の話なので知っているところも多いので読みやすい。これが下巻になると物語というよりも、史実との比較が多く出てくるようになる。この辺りは随分と知識が足りないので、色々読んで雰囲気を掴むようにまた、別の本を探そう。
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