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#24 ノルウェー生活2ヶ月経過⑤ / ちょっと中だるみ期が来てるけど。
今日は10月25日(金)です。
4日分の出来事をまとめておきます。
10月22日(火) 色々ギリギリになっちゃう
この日は、次の日に控えていた大学病院の研究チームでのプレゼンテーションにむけて資料作りをしていました。
作らないと〜と思いながらなかなか手をつけられていなくて、授業を途中で抜けてやっていました。初めて授業サボっちゃった。パワポが後で見られるので良いでしょう。
交換留学して、研究のこともやって、実践活動もしてってかなり忙しいのよ。
全てを完璧にこなすのは難しい。
トビタテが交換留学だけの留学を認めていないんだけど、内容によっては認めても良いのではないかと思う。
学業にしっかり専念することで得られるものもあると思う。
「ほぼ日5年手帳」に書いてあった言葉で、素敵だと思った言葉があります。
すぐに役に立つ知識だけを得るんじゃなく、役に立つかどうかさえもわからないことを取り込むことで、ある種の強さ、たくましさをその人が得る。いってみればそういう人間の土壌づくりのようなことが、これからのこの国には必要だと思うんです。
私は、この言葉のキーは「その人が得る」というところだと思う。社会のために、誰かのために、じゃなくて、一人ひとりの「その人」が強さとかたくましさを得ることで、思っても見なかった変革が起こせるっていうのかな。
だから、奨学金とか研究助成金とか、学生を支援するものは、成果に直結するものばかりじゃダメだと思う。
10月23日(水) オスロ大学病院でのミーティングに参加
この日は、実践活動の一つとして、オスロ大学病院のミーティングに参加してきました。
チームは、基本的に集中治療室の看護師や研究者で、15人くらい集まっていたかな。
ランチミーティングのような感じで、ピザを食べながら発表者のプレゼンテーションを聞いていました。
私の前に発表していたチームは、「AIを使った心停止の予測」についての研究で、とても面白かった!
日本ってまだ患者さんのデータとか情報を一律管理していないけど、将来的には統合されることで様々な場所で活用されて、迅速に対応できるようになると良いよね。
私の発表も無事に終えて、皆さんとても興味を持って聴いてくれました。自分の専門分野であれば質疑応答もなんとかなる。
ただ、私はここで「何かが違う気がする」と思いました。何が違うんだろ?発表すべきはこのチームじゃないかも、って思った。
今度看護協会でもミーティングを予定できそうなので、もっと自分の研究テーマにあった場所で情報交換した方が良いのかも。
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オスロのLysakerelven周辺をお散歩!
ミーティング後は、研究チームの1人が誘ってくれて、オスロから徒歩20分くらいの場所にあるLysakerelvenという大きな川沿いをお散歩しました。
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彼女はRinkdinで知り合って、看護協会や病院に招いてくれるとてもとても親切な人です。集中治療室の看護師でありながら、博士号取得を目指しています。
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この辺は昔商業が栄えていたようで、ミュージアムや昔の建物が残っていてとても面白かった!
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「オスロは中心地はつまらないけど(笑)、少し離れただけで静かで素敵な場所がたくさんあるんだよ」って教えてくれました。ノルウェーの人って、あまり中心地好きじゃないんだよね。
最後はカフェが見つかるエリアを教えてもらってバイバイしました。お散歩、楽しかった!
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10月24日(木) SNSデトックスを始めてみた
最近、気がついたらスマホをチェックしていて。スクリーンタイムが7〜8時間とかになっていました。
ワークアウトとか料理中に動画見たり、電話してたりっていうのもあるけど、さすがに長いし疲れちゃって。
日本にいる時は、3〜4時間とかだったから2倍くらいになってたよね。
なので、日本にいる時に意識していた「SNSは朝、昼、夜に1回ずつ見る」っていうのをやることに。
そしたら、スクリーンタイムが3時間に減少!気分も良かったな。
こっちでは、Facebookのメッセンジャー、Snapchat、Whatsapp、Line、Instagramといろいろな手段で連絡を取り合っているので、タイミングによってはちゃんと見ないといけない時もあるんだけどね。
Berealは数日前に始めたけど、まだ何が楽しいのかわからない…ので2日坊主(笑)
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授業のグループワークで「宗教」についてディスカッション
この日は、「Religion (宗教)」についてグループワークで話すというのがありました。
いつも同じ場所に座っている人とやるんだけど、この日はバラバラにされました。
でも、これはこれでいつも話さない人と話せて良かった!
最初に「宗教」と聞いて思い浮かぶものを描くという課題で、私はこれを描いた。他の人はほとんどヨーロッパ出身で、十字架とか教会を書いていて感覚が違うなって思った。
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その後は、自分の国で宗教ってどんな感じかっていうのを話して、皆違って面白かった。
私は、「日本では完全に信仰の自由が認められているけど、ほとんどの日本人は自分は宗教を信じていないって言うのね。でも、ほとんどの人は神道か仏教を信じてる。特別な時はお寺や神社に行くし、先祖を信じているし。でも、結婚式はキリスト式でやることが多い、だからある意味ミックスしているね」って話した。あまり自信なかったけど、皆うんうんって聞いてくれて、日本がそうだってこと知らないから、すごい面白いって言ってもらった!嬉しい。
その後は、「宗教と聞いてどんな感情が湧く?」って言うことについて話して、これもまたセンシティブだけど面白かったな。
こんなに多国籍な環境で、話ができるってとても貴重。
10月25日(金) ボランティア、人の温かみ
この数日間、中だるみしてるなって感覚と留学の目的について色々考えてて、モチベーションが低くなっていました。
この日も7時くらいには起きて課題やりたかったけど、なかなか起きれなくて結局何もできなかった!
ボランティアをしている施設に行くと、いつもよりたくさんのゲストがいました。久しぶりに会う人もいて、私が提案をして名札をつけてもらいました。
一緒に名札を探しながら、「名前なんて読むの?」とか一人ひとりと会話できるから良いなっておもった。
この日はキッチンを少し手伝って、食事中はあまり話したことがないゲストと話してみました。最初は英語を話すのに少し戸惑ってたけど、だんだんゆっくり話してくれて良かった!
その後も席を変えて違うゲストとお話してみたり。少しずつ積極的にコミュニケーションを取れるようになった気がする!
食事中にスタッフが、「ひかる、日曜日にコンサートがあるんだけどチケットが余ってて。良かったらくる?」って誘ってくれました。ゲストやその家族が集まる、認知症の方に向けたコンサートだそうです。本当は課題に取り組まないといけないけど、こんな機会はないと思うので参加させてもらうことにしました。
そんなこんなであっという間に解散の時間になり。今日話した女性のゲストに「Ha de bra! (またね!)」と言うと、「Takk (ありがとう)」とハグをしてくれてびっくり。ハグも、軽いのじゃなくて、ほっぺをくっつけるやつ。
スタッフにも、「本当にありがとね、少しずつ慣れてきたよ」って言うと、「あなたがいてくれて嬉しいよ」とまた同じようなハグしてくれて。
ノルウェーの人って最初は距離があるけど、少しずつ仲良くなって、縮まっていく感じがとても心地よい。なんか、最近モヤモヤしてた感情とか寂しさが一気に吹っ飛んだ!人の温かみは何にも変えられないって思った。
来週の金曜日は私がお寿司を作る日なので、700krの予算をいただきました!責任重大です。頑張ります。
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「無意識に任せる」って良いかも。
最近ちょっと悩んでいたので、また読書をしていて。
そこで発見した内容が気に入りました。
人間は寝ている間にものすごい量の情報を処理するので、起きているときにあれこれ考えるよりも、寝てしまって無意識に任せた方がうまくいくというもの。
"起きている時に、意識で処理できるデータには限界がありますが、寝ている時に無意識はものすごい大量のデータを短時間で処理してくれます。この時大事なのは、本当に大丈夫だと思うことです。そうしなければ無意識は働いてくれません。"
「留学、このままで良いのかな」「最近積極的に動けてない気がする」って悶々としてたけど、「まぁこうやって考えていることも、寝ている間に結論が出るか!」って思えました。
それで、寝てみると、結論までは出てなかったけど、ボランティア先でいつもより積極的になれた気がしました。
そして、コンサートもそうだけど、数人の友達に色々なことに急に誘われて、寂しさもなくなりました。意識を変えるだけで、現実も変わるからすご
い。
これからも、これは実践してみようと思います。中だるみ期は成長のチャンスでもある!