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読書記録
マカン・マラン ふたたび
女王さまの夜食カフェ
古内一絵著
元エリートビジネスマンのドラァグクイーン、シャールさんが夜にだけ開くカフェ、
マカンマラン。何かに導かれるようにそこを訪れた人達の物語。
蒸しケーキのトライフル
誰かの擬態してばかりで自分自身を持っていない、ランチが憂鬱な派遣社員へ
梅雨の晴れ間の竜田揚げ
夢を追うことを諦めた二十代の漫画家アシスタントへ
秋の夜長のトルコライス
子供の発育に悩み、頑張り続ける専業主婦へ
再生のうどん
親子のあり方に悩む、主人公シャールさんとその長年の友人へ
※マカンマランとはインドネシア語で“お夜 食”の意味
私に沁み入るシャールさんの言葉(個人的に)
たまにはサボりなさい
目一杯がんばったなら、もうそれ以上、がんばる必要なんてないのよ
あなただって、そう思い詰める必要はないのよ。一旦力を抜かなきゃ、新しい力は湧かないものよ。
超追い込み型の私は安西先生の言葉“諦めたらそこで試合終了”に従いがちでした。頑張りすぎると知らないうちにメンタルに来る(スラムダンクは大好き)
私にはシャールさんのことばが沁みます。
登場する料理が美味しそう
玉葱、じゃが芋、ニンジン、南瓜。冬になると甘みが増す野菜をたっぷり使った、スイートベジの和風スープ
茹でたカリフラワーと松の実とアンチョビのディップ、アボカドのアイオリソース、赤玉葱とじゃが芋のサラダ
▲等々描写だけで美味しそうです!
このマカンマランシリーズ、あと2冊あります。楽しみ!
昔から本当に本、漫画、新聞までなんでも読むのが大好きだったんですが、目を使う仕事になってからは疲れないように10年程あえて禁読と称し、読むのをやめていたのです。
昨年からKindleで読み始め、一周回って裸眼で読んでも辛くなくなっているのに気が付きました。もう漁るように読んでますね。