Nikky 2024/10/09~15
2024/10/09
寒い寒い寒すぎる。昨日の夜から寒いとは聞いていたけれど、ここまで寒いとは…さむいよおー(1日分の「寒い」を書き尽くした気分)
急に冷えると一番困るのが服装。なんとか長袖を引っ張り出してきて、あともう一枚薄手ジャケットをばーーー。
そこで輝きに満ちて登場したのが、夏にフユさんと古着屋さんで見つけたSacaiのブルゾン。これだこれだこれだーー!この季節だね!!もうこの服を着られるだけで今日は幸せ間違いなし。雨とか頭痛いとか関係ない。
そんなこんなでハイテンションになって行ったのは美容室。場所が変わってから初めて、かつマンツーマンになったから少々緊張。黄色味が強くなってきてしまったブロンド髪を紫ブレンドのホワイトブロンドへ変えてもらう。
この紫が予想以上に肌色や自分のモードに合っていてとても嬉しい。さすが美容師さん、魔法使いみたいだ、、、。ありがとうございます。
(そういえば小さい頃の将来の夢は美容師さんだったことがある。)
Sacaiのブルゾンを褒められながら送り出してもらい、近くの水曜日カレーへ。水曜日しかやっていないカレー屋さん。その情報を聞くだけでワクワクしてしょうがない。
評判通り、優しくて香り豊かなカレーに幸せな気持ちになりながら「また食べにきますねー!」とお店を出る。期間限定の秋刀魚カレーにはお目見えできなかったから、もうすぐ行きたいな。
そのままミヤシタパークにあるface recordへ。そこで出会ったのが、Steve Reich「Music for 18 Musicians」のレコード。
好きなミュージシャンのプレイリストに入っていたのを耳にしたことがきっかけで知った曲。いろんな楽器の音が混ざり合って溶けていくような感じがする、ちょっと不思議だけど好きな曲。
配信でしか聴いたことがなかったけれど、ここでこのレコードを見た瞬間に「この曲はレコードで聴いたら絶対に良い!!」と確信した。
でも少しお高めで即座にレジに持っていくことはできず、近くのコーヒー屋さんでコーヒーを飲みながら本を読みながら考える。やっぱり諦めきれず、もう一度face recordに戻って買った。
せっかくなら自分の買うレコードのことをもっと知りたい、と思い「これってスペシャルエディションかなんかですか?(ちょっと高いから…ゴニョゴニョ)」と店員さんに尋ねてみた。すると「これは全然出回ってないやつです。この曲が初めてアメリカで発表された時の、その最初のレコードです。しかもビニールが全部剥がされていない状態のものはほぼないですね。中古のレコード屋さんに通い詰めて探し求めて、やっと見つかるようなものです。」と答えてくださった。えぇ…そんなにすごいレコードだったの!そんなにレアものなのですか!ますます嬉しい!!そんな素敵な出会いあるのかしら!!!
心からのハッピーをいろんな場所からもらった日だった。
2024/10/10
朝の早起きにまだ慣れず、慢性疲労のようなだるさで家を出る。
今日は予定をかつかつに入れすぎてしまい、お昼休憩もまともにできないままあちこち転々とする日。
終盤は圧倒的エネルギー切れ、どこかで食べ物を買おうとするも(ごく個人的な経験から)コンビニで食事を買うことへのトラウマが少しばかり残っていて、お店に入るも買わずに出ていくこと数回。コンビニの商品が悪いとか場所が嫌いとか、お店側の問題では一切ないのでご安心ください。本当に個人的な記憶が理由。
夜になんとか家にたどり着いた。
私が足を動かして一歩一歩踏み出すたびに、地面で粉々になる小さなかけらの存在を感じる。
私が言葉を考えて書いたり話したりするたびに、そこに語られなかった人やもののことを思い出す。
すくったそばからこぼれていく、拾おうとしても無くなってしまう。
そんな虚しさだけがずっと心にあったのは、疲れているからだと思っておく。
2024/10/11
子どもの頃から何度「今日は早く寝て、明日は早く起きるんだ!」と誓ったことだろう。それを実践できたことは数回しかない。大体は、「早く寝ても結局遅くまで寝る」「あれよあれよと夜中になってしまい遅くに起きてしまう」「ふわふわと所用を済ませていたら遅くなってしまい、それでも早起きは免れない」とかとか。
とりあえず早寝早起はむずかしい。
今日はというと、「昨夜にやろうと思っていた予習ができなくて、朝早く起きる」の図。眠いです。
しかも今日は授業が朝から夕方までみっちりあるので、「帰ったら!スティーブライヒのレコード聴くんや!!!」と意気込んで出発。
お昼休みには、図書館で本を読んだり(今読んでいる本は不思議ワールド全開で面白い)、お昼寝したりして午後の授業に備える。
無事帰宅。よしスティーブライヒ!と思ったけれど、なんだかレコードプレーヤーの調子が悪い。それもそう、今使っているのは父から借りている大御所レコードプレーヤーなのである。体調悪い時もあるよね。
聴けずじまいでふて寝。今日は23時に寝た。(早寝!)
2024/10/12
土曜日に授業があることに慣れない。そのままバイト、それからギリギリ滑り込みで築地へSPEKTRAという映像クリエイター集団の展示を見に行く。
SPEKTRAは京都を中心に活動するクリエイター集団。
「何のクリエイト?」と思うかもしれないが、光や映像を使ったインスタレーションや照明演出などを想像してもらえるとわかりやすいと思う。
大好きBarbaraのDeeperという楽曲のMVを制作したのが、SPEKTRAに所属するasacoさんという方。
それをきっかけにこのチームと今回の展示のことを知ったという次第。
場所はSHUTLというアートスペース。
ここには、中銀カプセルタワービルのカプセルが2台常設されている。
(このビルのことも銀の森さんのZINE「28歳、抵抗の自由研究」でロマンたっぷりに書かれていたから気になっていた。)
今回はその二台のカプセルの中と、その間のスペースで展示が行われていた。この手の展示にはあまり馴染みがなく、「どうやって見ればいいのかしら、ソワソワ」という感じだったけれど、いざ空間に入ってみると立ちすくんでしまうような感覚。
音楽はSawa Angstromというユニット(こちらも大好きSECOND ROYAL所属アーティスト、とーってもかっこいい。エレクトロポップ好きな方はぜひとも)が担当されていて、より近未来感が間近に迫ってくる。そして、スペースごとに独立しているような光と音の動きが、リンクしたり交差したり別の方向を向いたり。とりあえず、自分の身体全部がその場所に包含されていくかのような圧倒的光と音の波。
出てきた時は宇宙旅行した後(宇宙旅行したことないけど)のようなぽわーっとした頭になっていた。
バタバタとした一週間がやっと終わって、やっと安心の夜。
2024/10/13
流石に疲れすぎているので朝のヨガはキャンセル。大学へ行き、バイトへ行き、いつもの場所へ顔を出すと平日(+土曜)はほぼ家にいないことになる。やっぱり学期中というのは大変なのだなぁ…と遠い目。
部屋の掃除やとっ散らかった様々を元に戻す。綺麗にした。
午後はパークへ行って、北野有さんの個展「うふふな人々」を見る。
北野さんが在廊されていたので、「その場で絵を描いてキーホルダーにしますよ」の会へ参加。己の顔を動物に変化させてください…という珍オーダーにもにこやかに答えてくださり、私はブラウンのプードルへ変身した。
描いてくださった絵を見ると、顔の形や髪のニュアンスがかなり似ていて、人として似顔絵を描かれるよりもそっくりな気がしてくる。。。(前世プードル説)
北野さんの描く動物や人や物、その全てから笑顔が見えるというか柔らかい雰囲気が滲みでていたし、北野さん自身もその雰囲気を纏っていたから、「この人からこの作品が生まれるの、納得。」と心の中で何度も頷いた。
手作りZINEも買い、UPDATE STANDのタコスも食べた。千葉さんの作るタコスってアートかもしれない。美味しいのはもちろん、見た目が美しいのだ。そんなにタコスに詳しいわけではないけれど、あんなに見た目が楽しい食べ物だったっけ?と思うくらいタコス概念ひっくり返される。
パークのスタッフの方も優しかった。会って二度目くらいなのに覚えてくれていて、帰り際には「またね〜!」とハグしてくれた。久しぶりの人やお馴染みの人にも会えて、「おっ!来てるね!」と挨拶してくれる。
そんな場所があること、泣くくらい嬉しいのだ。
2024/10/14
祝日だということを知らぬ人、ここにあり。大学ありバイトあり。
フユさんと同じだったから、最近の近況報告とかホニャララコーヒーの躍進とか(を話したかったのに自分のことばっかり話してごめんなさいフユさん。)を話した。つもり。
たまに、まれに、自分のなすこと全てがつまらなくてどうしようもなくてきもちわるいものに感じられてしまうこと、あり。
今日はそんな日。不安やね!
2024/10/15
ゼミに今期からフランスからの留学生が仲間入りしている。
今まで話したことがなかったけれど、今日たまたま声をかけたら「実は…初めて見た時からかっこいいなぁって思ってたんです…」と日本語で答えてくれた。
おお!ついに!私はおフランスのプリティなガールから「かっこいい」と言われるようになったか!わぁ嬉しいよ〜〜〜(そんなことないよー、一見すると、だけの話よー!と心中。)
自己肯定感青天井の日。ありがとうガール。あなたこそカワイイよ!