ホラクラシーとK-POPアイドルの共通点

みなさんこんにちは!
GMOタウンWiFiで組織改善に励むのんにゃんでございます。

ちょっと今回はゆるい記事を書かせてください。

先週の水曜日あたりから何のきっかけがあったのかも思い出せないのですが、突然BTSにハマってしまいました。完全に沼です。ハマってしまいました。

その週末は、土曜日に6時間、日曜日に9.5時間、飽きることなくモニターに張り付き、動画を見漁りました。しかもバラエティー番組とかではなく、ライブや練習中の動画です。寝なければならない、その義務感により泣く泣く画面を閉じた次第ですが、結局スマホでさらにいくつか動画を拝見し、そして眠りにつく日々を送っています。

個人的にシュガを推しているという話は置いておいて、それだけ飽きない理由は、イケメンを見てきゅんきゅんさせられたいという欲望ではなく、ただただ最上級に極められたパフォーマンスに釘付けだからなのです。目が離せないのです。見ているだけで、胸が高鳴る、そんなパフォーマンスを拝見させていただいている、そんな気持ちです。

K-POPにまったく興味のない友人がおりまして、このことを話しました。顔はグクが好きで、歌声はジンが好きで、でも総合するとシュガが一番好きなのだ、と。すると友人に言われました「声なんて見分けられるの?」と。その時はすかさず、当たり前だろ!と言わんばかりにあれこれと説明したのですが、、、

みなさんご存知でしょうか?K-POPアイドルは、グループの中でしっかり担当が分けられていることを。

さっそくBTSを例に見てみましょう。

画像1

▲画像をこちらの記事よりお借りしました

主にボーカル、ラップ、ダンス、ビジュアルで分かれていて、●はメイン担当、○はサブ担当です。

それぞれが得意分野を担当としてもっているのです。もちろんみんなダンスをするし、歌を歌うのですが、見せ場がハッキリと分かれています。日本のアイドルのように、基本的に全員一緒に歌って同じダンスを踊る、ということがないのです。

なので、声が聞き分けられないなんて事態に陥る可能性がない。それだけごまかせない状況でパフォーマンスをしなければならないわけですから、責任をもって上手くなろうと必死になることができるのだと思います。

もうお分かりですね!

こうして役割を明確にして、各々が責任をもって目的を達成するために努力をする仕組みは、ホラクラシーの特徴としても大きな役目を果たしています。

特に「ビジュアル担当」がいることもホラクラシーに似ているなと思ったことの一つでもあります。雑に表現すると「ジンは顔がいいからBTSのメンバーになった」わけです。

日本的な感覚だと「顔の好みは人それぞれ」だとか、「顔だけで有名になった」というのはあまりいい印象がないのではないかと思います。でも、顔が一番いいから人気があるというのは事実として存在すると思いますし、それも人間の特徴の一つに過ぎないと思います。たまたまその人は、今の時代に人気のある顔に生まれ、その顔を崩さずに生きて来れた、のだと思うのです。

このような「曖昧そうだけど実際は曖昧ではない」ところを明瞭化させるのもホラクラシーの特徴です。例えば、オフィスの掃除をなんとなく事務の人がしているけれど、それも立派な仕事の一つだから役割として明記しよう、といった具合です。

こうしてボーカル、ラップ、ダンス、ビジュアルで担当が分かれていると、自分の担当外のものが少し苦手だったとしても、自分の誇れる強みが明確なわけですから、チームとしてもいい循環が流れそうだと思いませんか?「自分はラップ担当だから、ダンスは苦手だけどメインダンサーに任せればいいし、何かあれば頼ればいい」そう思えると思うのです。自分にはこれができない、と恥ずかしがったり引け目に感じることなく堂々とチームに居続けられるような気がします。

このようなかたちでチームになれば、その中で一位を争ったり、過剰にライバル視したり、そういったことをする必要がなくなります。仲間は敵じゃないのです。もっと合理的に大きな枠組みで、行きたいところを目指す、そういうかたちなのではないでしょうか。というより、そういう時代なのだと思います。

BTSと共に眠りにつける幸せをもたらしてくれたこの世の中に、感謝を申し上げます。

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