藤の本気
お隣のお庭から伸びてきて、今ではうちの庭中をぐるりと取り囲むまでになった藤。
最近まで気づかなかったのだが、お隣はとっくに藤を根本から伐採していて、
なんとうちの庭に根を張り直していた。
元々はニャンコ脱走防止用に作ってもらったネットに蔓絡ませて、そのまま藤棚として(今ではパッションフルーツの棚も兼任)活用することにした。
藤の蔓はどんどん伸びているのだが、実は今まで一度も花を咲かせたことがない。
毎年「今年は咲くかな〜」と期待を胸にシーズンを迎えるが、緑の葉っぱが勢いよく生い茂るだけで、紫の花は幻のままだ。
鉢植えの藤にだって花は咲くのだから、これだけ成長した藤に花が咲かないなんて不思議。
花は咲かせないくせに、どんどん成長を続ける藤。
蔓が太くなって重くなりすぎる前に、ちゃんと木材で藤棚を作らないとな。
根っこのあたりが盛り上がり、タイルを押し上げているのを見て、これって放置しておくと大変なことになっちゃうかな、どうせ咲かないし、もしかして早いうちに切った方がいいかな?
とブツブツ独り言。
その数日後。
・・・咲いてるし。
私「咲いてますよね。」
藤「これで、切られない?」
私「やっぱり切られちゃうと思って慌てて咲いたんですか?」
藤「・・・ですね。」
私「そんなの可能??」
藤「その気になれば。」
・・・
さらなるツッコミは、また後日改めて入れさせて頂こうかと思っております。