まるでおとぎの話

日々自然が教えてくれること。 忘れていくにはもったいない、ファンタジックな忘備録。

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最近の記事

シーラカンスさんとおしゃべり <後編>

シーラカンスさんとおしゃべり <前編> 私:そうなることを私も祈ります。私は研究者ではないので、実はこのような研究の目的というのが良く分かっていないのですが、人間は未知の生物やその生態を知ることで、希少種の保護や地球環境の保全、改善に繋がると信じているから捕まえて解剖したりCTにかけたりしたくなっちゃうんですかね。 それで、捕獲された時はどんな感じでしたか?差し支えなければ教えてください。 シ:恐怖。そして暑かったです。(格闘した)疲労と暑さで体が思うように動かなくなり

    • シーラカンスさんとおしゃべり <前編>

      今回は、「動物さんとお話ししよう in シアトルシリーズ」ではなく、あの生きた化石と言われる「シーラカンスさん」の標本が展示されている某所に行ってきたお話しです。ちなみについ数日前の出来事です。 今回は動物さんとお話しする、圧倒的マイノリティな仲間たちと「シーラカンス遠足」へGO! 隊長は、永久凍土から発掘されたマンモスさんとの会話経験もある、美人AC講師の先生である。 いろいろ割愛いたしますが、今回の遠足は、「シーラカンスさんとお話しし隊」4名がシーラカンスさんの前のベ

      •  動物さんとお話ししよう in シアトル vol.11

        <前回のお話> 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.10 ペットさんの旅立ちにまつわるエピソード。 マリーは自分の飼い猫さんの旅立ちについても話をしてくれた。 旅立ちが近い自分の飼い猫さんに、どのような最期を希望するかマリーが尋ねたところ、獣医さんでの安楽死を希望したとのこと。 そこでいつ獣医さんに連れて行って欲しいの?と聞くと 「明日」 との答え。 「明日なのね?」 とマリーが聞き直すと、 「そう。ランチ食べたあとね。」 と言われたそうだ。

        • 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.10

          <前回のお話> <動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.10> 安楽死のリクエストを飼い主さんに却下され、その後飼い主さんの車に轢かれる、という衝撃的な展開で猫生を終えた老猫さん。 悪夢のような出来事に、絶望の淵にいる飼い主さんから、再び老猫さんとお話しして欲しいと依頼を受けたマリー。 老猫さんは、一体天国で何を思っているのだろうか。 マリーがAC(アニマルコミュニケーション)を試みようと天国の老猫さんと繋がると、なんと老猫さんはいきなり 「イエーイ!大成

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        • 動物性
          16本
        • 植物性
          9本

        記事

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.9

          <前回のお話> 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.8 マリーから語られる、ペットさんの旅立ちにまつわる様々なエピソード。 その中でも特に印象的だったのが、とある老猫さんのセッションである。 どういう状況だったのか詳細は覚えていないのだが、ある女性からの依頼でセッションをしたペットの老猫さんは、安楽死を希望するから獣医さんに連れて行って欲しいと訴えていたそうだ。 それを飼い主の女性に伝えると、とても自分にそんなことはできない、と言って、獣医さんに連れていくこ

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.9

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.8

          <前回のお話> 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.7 写真を使って動物さんとお話しするエクササイズの後、マリーから、ペットさんの死、そして亡くなったペットさんとのACについてのトークがあった。 マリーは、亡くなったペットさんとのセッションが大好きなんだそう。 なぜなら、長年ペットロスに苦しんできた人を一瞬で解放できるから、だそうだ。 天国にいるペットさんが幸せでなかったケースは今まで一度もなく、どの子も飼い主さんを愛し、感謝している。その言葉をペットさん

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.8

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.7

          <前回のお話> 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.6 「言いたいことがあるから言わせなさいっ!」 というリリーさん(猫・♀)から間髪入れずに伝わってきたのは 「車の音が嫌いなの!!!」 という、シンプルな訴えだった。 私;「そ、そうなんですね。」 リ「ほんっと嫌なの、あの音。怖いしイライラするわっ!!」 私「これを飼い主さんに伝えればいいですか?」 リ「言ってちょうだい。」 私「わかりました」 ACタイム終了後、今回は参加者全員が順番に答えを

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.7

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.6

          <前回のお話> 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.5 ラブちゃんの思いがけないパフォーマンスが賞賛を浴びた後、今度は隣に座る飼い主の女性が、私のシェアについて話し始めた。 私がシェアした内容は概ねその通りで、ラブちゃんの言葉に間違いないだろうとのこと。そしてラブちゃんの想いに心を打たれたと、少し涙ぐんでいた。 当然私だって感動してうるうるしたかったところだが、自分でもまだ目の前で起きたことに半信半疑で、ふーん、そうなんですかー、へー、みたいな腑抜けになって

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.6

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.5

          <前回のお話> 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.4 隣に寝そべるラブラドールさんの、衝撃の一言目。 狼狽えながらも、とりあえず脳内会話続行である。 私:本当は怖いのに、頑張ってついて来たなんて凄いですね。 ラ:実は彼女(飼い主さん)も人見知りで、ここに来るのも迷ってたの。 でも人と動物の役に立ちたいっていう強い思いがあって、参加する決心をしたのよ。 私:そうなんですね。 ラ:だから私も、彼女の役に立つなら行くわ!って、腹を括ったの。 私:そうだっ

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.5

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.4

          <前回のお話> 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.3 アニマルコミュニケーションワークショップの2つ目のエクササイズは、会場に来ているわんちゃん数匹の中から1匹を選び、とにかく観察。その子がどんな性格な子なのかを感じ取る。 というものだった。 私の隣に座っている女性が連れてきたラブラドールは、私と彼女の椅子の間に寝そべっている。 とりあえずじーっと見つめてみて、感じたことをノートに書き留めていく。 うーん、この子は多分大人しいタイプ、どちらかというと人

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.4

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.3

          <前回のお話> 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.2 アニマルコミュニケーションワークショップの最初のエクササイズ、自分が選んだ生き物さんになりきってみよう! の、なりきりタイムが終了し、参加者のシェアタイムが始まった。 サークル状に座っている約20名の参加者が順番に、自分が選んだ動物と、その「なりきり体験」を簡単に発表していくのだ。 7年前の話なので皆さんがどんな動物さんになっていたかまでは良く覚えてないのですが、ウミウシさんを選んだ人は流石に私だけだっ

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.3

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.2

          <前回のお話> 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.1 人生初参加のアニマルコミュニケーションワークショップ。 最初のエクササイズは、 猫型ウミウシのミガキブドウガイさんになりきってみる という、完全に想定外の展開となった。 どうしよう。 いきなりそんなこと言われても。 (自ら選んだ展開です) とりあえず、ミガキブドウガイさんの体の質感とサイズ感をイメージしてみることにした。 触ったことはないけど、多分ちょい硬めのプニョプニョ。 そしてサイズは1センチ

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.2

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.1

          というわけで、とりあえず無事シアトルに到着し、いよいよマリーのアニマルコミュニケーション(以下AC)のワークショップである。 1日目:生きている動物さんとコミュニケーションをする 2日目:亡くなった動物さんとコミュニケーションをする という内容で、どちらか1日のみの参加もOK。 諸々のこぼれ話はまたどこかでまとめるとして、とりあえずWSの内容を。 初日の参加者は大体20名、そのうち数名はわんちゃん同伴だ。 私の隣に座った女性も、ラブラドールとご参加である。 まずマリー

          動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.1

          アブラゼミさんとのおしゃべり

          夏といえば、蝉の鳴き声。 前日まであんなにうるさかった蝉の声が、昨日の朝、リーン、リーン、という声に取って代わっていた。 秋だ。 蝉さんは、何を思って真夏を生きているのだろう。 お庭に出ても蝉さんが見当たらなかったので、アブラゼミさんの集合意識にお話を伺うことにした。 私「アブラゼミさん、アブラゼミさんって声がとっても大きいですね。どうしてそんなに大きい声なのですか?」 ア「あなたが声と呼んだものは、私たちの輝きなのですよ。地上での命を最大限に、どんな存在よりも派手

          アブラゼミさんとのおしゃべり

          動物さんと会話をする以前の懸念事項

          というわけで、時は2017年10月、シアトルでのアニマルコミュニケーションのワークショップに参加することになったのだが、そもそも私の目的はマリーに会うことなので、動物さんと話せるようになるか、というところは、実はさほど重要ではなかった。 動物さんとお話しなんてできるようになるのだろうか。 という以前に、私には 人間とお話ができるだろうか。 と言う懸念事項があった。 理由は、アメリカ英語 である。 私の英語は、グダイマイの国、オーストラリア仕込みだ。 自分で言うのも

          動物さんと会話をする以前の懸念事項

          アニマルコミュニケーションに片足を突っ込むことになった経緯

          noteを始めて早1ヶ月。 (遊びに来てくださっている皆様、誠にありがとうございます) これまでの内容はかなり植物性となっているが、実は当初、こちらは動物性寄りの内容にするつもりでいた。 が、最近の植物先生との絡みの内容がまぁまぁ衝撃的だったので、忘れる前にちゃんと書いておこうと思ったら止まらなくなってしまい、現在に至る。 一方動物さんとの絡み話もちらほら色々あるので、そちら系の忘備録もつけていこうかと思います。 色々あるので何から行こうかなと迷いましたが、まずは、「ア

          アニマルコミュニケーションに片足を突っ込むことになった経緯