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スナップ写真プチ物語(文房具編)

皆さん、こんにちは~(≧◇≦)

お元気ですか?

水分補給をお忘れずに!

さて今回、夏の1コマとして参加しようと思ったのですが、写真より文が強めだね~っということで…。

応募はやめて、独自作品の「スナップ写真プチ物語」シリーズとして掲載しまーす😊

そう、発想力・想像力を鍛える意味で始めた独自のシリーズ(笑)

それでは、皆さまも想像力を働かせて、お楽しみください😊✨

はじまり、はじまり👏




タイトル:夏休みにおきた不思議な物語


〇猛暑のある日。

僕は、夜中うなされていた。

これは、夏休みが、もうすぐ終わりに近づいていたある日の出来事だ。


〇夢の世界

僕「えっ?ここどこ?」

僕は自分の夢のなかにいた。

見渡すと、空には白い雲が一面に広がり、床がふわふわしている。

<気持ちいい感触。クッションみたい>


突然、白い雲の切れ目から、何かが音を立てて、いきなり降ってきた。

ドーーーーーーーーーーーン。

僕「うわー!なんだ?」


僕の目の前には、日傘をさした黄色の服を着た、ビッグサイズのボンドが現れた!

「どうも、はじめまして。黄色の服がワンポイントの木高揚(もこうよう)で~す!」
僕に向けてニヤリと笑う。

<はて?どこかで見たことがあるような……>

目線を上に向けると、赤いキャップが目に入る。

<こ…これは!>


木高揚「夏休みの自由研究は終わりましたか?」

<こいつ、しゃべってる…あ!夢だからか>


僕「そ…そういえば!!絵とミニチュア模型…」

そう、僕は途中で投げ出していた。

僕「だ…だってさー模型でも、みんな凄いの作るんだもん!」
顔をしかめてうつむく。

木高揚「なぜ?他人と比べる必要があるのですか?」
「あなたの作品は、この世界中探しても、あなたしか作れないものですよ」

僕は、顔をあげた。


「そうそう、自信もちなよー!」
空から声がした。

頭上を見ると…。

数種類のカラフルな服をきた、ビッグサイズのペンCちゃんたちが降ってきた。

僕「うわーーーーーー!!」
思わずしゃがみこむ。

気がつくと僕は、さまざまな色に囲まれていた。

僕「なん…………」


ペンCちゃん「絵も描いていたでしょうー」
僕に微笑む。

さまざまな色のペンCちゃんたちが、僕の周囲を高速にまわり、見たことがない色合いに、次から次へと変わっていく。

「ほら、面白いでしょう。この世界にはいろんな色があるんだよ」

僕「ほぉー」

ペンCちゃん「あなたの描く絵は、あなたにしか出せない色彩と世界観なのよー」


〇同


木高揚「それでは、フリータイムが終了しましたので、ドキドキの告白タイムへ」

(大歓声)

僕を囲むように、木高揚、カラフルなペンCちゃんたち、他の文具が加わり、歓声と拍手をしている。

僕「え?…告白??」

突然、遠くから声がした。

「ちょっと待った!!!!」


<うん?!…昔の番組であったような…展開w>

「最初からあなたに決めてました!」

僕「はっ?ぼく?」
キョトンとする。


次第にドドンという足音と共に、急に強風が吹き始めた。

「もしかして、忘れてました?」

「あなたは、私を忘れていましたね!」

「でも私は覚えています!」

ヒューーーーーー
(強風の音)

強風が音を立てながら、僕を渦巻く。
腕で目を隠し、薄目で周囲を見渡すが、その声の主が見えない。



ドドン、ドドン、ドドンという足音が近ずいてきた。

僕「何かが近くにいる…」
ガタガタと震える。

僕の目の前に止まった。

「そう、あなたは…」

「あなたは!」


「さんすうの宿題を忘れていましたね」w
ドドドーン!

学習帳こと楽帳でーすw特別に私の中に入れますよーふふふ。


僕「……え?」

そう、僕の目の前に現れたのが、ビッグサイズの学習帳こと楽帳だった!!

僕、大絶叫。



〇自宅・僕の部屋

僕「うわっ-------!!」

ベッドから転げおちた。


目が覚める。

「…………………ハアハア」

汗を手で拭う。

僕「あーびっくりした。急に目の前に現れるから…」

「それにしても、全て文具がビッグサイズだったなー」


僕「あれ?!」

足元を見る。

よく見ると、ベッドの下には学習帳、ボンド、ペンシルが散乱していた。
そして、やりかけの自由研究の作品が置かれていた。

僕「……」
作品を手にする。

床に散らばっていたペンシル、ボンド、学習帳を机の上に戻した。

僕「忘れていたこと教えてくれたんだね。僕のこと励ましてくれたんだね。ありがとう(小声)」



突然、ベッドの脇にある小窓がガタガタ、ガタガタと物凄い音をたてる。

僕「なんだろう…急に風が強くなってきたのかな」

ガタガタ、ガタガタ、ガタガタ…。

カーテンをあける。

僕は、あまりの恐怖に言葉を失った。

そう、夢にでてきた恐怖の”あいつ”がいた。

恐怖のあまりに、一瞬消されていた夢の出来事が…。

今、蘇った。


ガタガタ、ガタガタ、ガタガタ…。

ガタガタ、ガタガタ、ガタガタ…。

僕は、その場所から必死に逃げる…しかなかった。


〇テロップ

タイトル:夏休みにおきた不思議な物語
撮影場所:文房具売り場(撮影スポット)
写真提供:ボンド木工用(コニシ)、クーピーペンシル(サクラクレパス)、ジャポニカ学習帳(ショウワノート)

主演:僕

出演者:木高揚、ぺンCちゃん、楽帳、恐怖の”あいつ”

脚本・監督:momo_tan(ものかき)
メッセージ「いつもお世話になっている文具たちの暑さをぶっ飛ばす物語を書いてみたく作りました」

〇テロップ終わり。

最後までお読み頂きありがとうございます<(_ _)>






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momo_tan(ものかき)
ここまで記事を読んでいただきありがとう!応援よろしくお願いいたします🥺✨

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