【感想】NHK土曜ドラマ『17才の帝国』神尾楓珠の惹きつけられる演技と、心地よい余韻を残した最終回!
NHK土曜ドラマ『17才の帝国』最終回
内容:内閣官房副長官・平清志(星野源)は、7年前の献金事件の鍵を握る白井の日記を手に入れた。
平は内閣総理大臣・鷲田(柄本明)に「安心してください。私が責任をもって廃棄いたします。夢をかなえていただければ…」と言い放つ。その日記には、鷲田政権を揺るがす重大な秘密が書かれていた。
一方、3機のAI ソロン(声:緒方恵美)により選ばれた17才の総理・真木亜蘭(神尾楓珠)は、事件に巻き込まれ10歳で亡くなった幼なじみのユキを、AI ・スノウとして蘇らせていた。
ある日、スノウは、真木の心の変化に気がつき、自らに迫る危機を察知する。スノウは、真木と平がいない間に、茶川サチ(山田杏奈)に「助けてほしい」と誘い、AI ソロンにアクセスさせ、暴走する。
■ヒューマン・青春SF×政治シミュレーションドラマ!
いやぁー!面白かったぁ。
実験都市「UA(ウーア)」という設定から、めちゃ面白い。
住民に向けてのライブ配信、誰もが気軽に話し合いに参加できるチャット風のシステム、メタバースを使用して、いろんな場所から参加できる…など、まさにAI政治&SF風感満載!
全5回というのは、正直短かったなぁ。
途中から、大人のいない世界っという言葉がでてきたときは、少し残念でしたね。結局、大人たちvsこどもたち。そういう方向性かいって。
よくあるドラマパターンですものね。
もう少し回数が多ければ、もっと丁寧に描くことができたかもしれませんね。良い作品だっただけに、もったいない!
まさに、フィクションとノンフィクションを混ぜたようなドラマで、
見る人によって、様々な見方ができたドラマでしたぁ。
・理想と現実の思惑が絡み合うヒューマンドラマ
・真木の信念をもとに、理想の社会が作られる過程と葛藤を描いた政治シミュレーションドラマ
・熱い志を持つ若者たちや、住民たちとの交流などによって、どこか心を閉ざしていた真木が成長していく青春ドラマ。
・政治+青春+アニメ的+SFエンターテインメント
まさに、今までにない!
視聴者の見方によって、変わる。
ヒューマン・青春SF・政治シミュレーションドラマでしたね^^
個人的には、何十年先のリアルの世界でも起こりうることなのかもしれない…というワクワク感と、実際にこういう政治になったら、住んでいる地域はどう変わるのかなぁ?個人の幸福度は上がるのかなぁ?17才の総理・真木君を支持するかなぁ?などと、楽しんでおりました(^_^)
最後は、ハッピーな終わりかたで良かったぁ♪
■神尾楓珠さんの演技が最高~!
このドラマは、総理補佐官・茶川サチ(山田杏奈)を中心に、17才の総理・真木亜蘭(神尾楓珠)、次世代の総理・平清志(星野源)のそれぞれの心情・苦悩などが描かれていましたね。
普通は、主演中心の描きかただと思うのですが…。
NHKドラマ初主演・神尾楓珠さんの演技最高でしたね!
予算削減の目的で、いきなり市議会の廃止(解雇通告)をするなど…。
冷静沈着で、理想の政治に近づけていき、独裁政治の危険性をはらむ真木。
その反面、平(星野源)から、靴をプレゼントされると、
「他人からプレゼントされたことがない」と、めちゃくちゃ嬉しがるという、普通の高校生の姿。
そんな二面性をうまく演じていましたね。
ドラマを見ていると、ついつい今回は、真木君怪しいなぁとか、
逆に大丈夫?とか、心配してたりして(笑)
視聴者なのだが、すでに親目線(爆)
■映像の美しさが圧巻すぎる!
このドラマの凄いところの一つに、映像の美しさがあります!
そもそも、日本の美しい絶景映像やCG映像など、
映像においての美しさには、定評があるNHKですよね。
毎回のエンディングは、まるで映画のような美しい映像で、
おしゃれ感ありましたね。
最終回の「ランタンまつり」の復活シーンでは、
青いランタンを空に離したシーンは、圧巻ー!
おもわず、映像を見ながら、心のなかで祈ってしまったぁ。
■Twitter感想より
NHK土曜ドラマ『17才の帝国』最終回をみた人の感想です。
個人的に選び抜粋させて頂きました<(_ _)>
■個人的には続編希望です!
そもそも、なぜ3機のAI ソロン(声:緒方恵美)が真木亜蘭(神尾楓珠)を選んだのか?
真木くんは、3年後は海外にいたが、何をしているのか?
実験都市「UA(ウーア)」の総理が変わると…?AI政治の行く末は?
個人的には、もっと見てみたかったぁ。
なので、続編希望です!
■以前の記事はこちら↓
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