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文学フリマ35

に行ってきました。前回は書いて3週間くらい下書きに置きっぱにしてしまったので今日はちゃちゃっとね。(尚2日経過中)

あれから半年が経って2度目の参加。前回同様あらかじめWebカタログで「百合」と入力。5月の時は16件、今回は27件とヒット数がかなり多くなっている。嬉しい。

本当は今日バイトだったのだけど。シフト申請時にうっかり入れてしまって。なのでボスに頼んで代わってもらった。ありがとうございます。

前回結構早めに着いてしっかり目に並んだので今日は遅めに家を出た。大体14時着。雲天時のモノレールは心が踊らないだろうと予想していたけれど正直揺られてるだけで楽しい。

会場に着く、列は無し。少し雨が降り始めたので中へ急ぐ。入口で渡されるシール。見える所へ貼ってください。左胸。FRED PERRYのロゴが隠れる。ブランドが無くても俺はこの服が好きだ。

はい、買ったものたちです。

9点購入。右手前のものはテイクフリー。むっちゃざっくりとですがご紹介します。

・SF百合

片方はカバー付きでなんか本格的!

続き物で2冊。夏休みに『ハーモニー』を読んで心奪われ、伴名練さんの『なめらかな世界と、その敵』を読んでいる途中というふうに現在絶賛SF百合がマイブーム。手に取らないわけにはいかぬというところ。

・短編集

表紙があの丸紅茜さんで、目を引きました。出店者さんともそのお話をしたり。
でも「虚構を信じるあなたのための物語」というキャッチフレーズが個人的には決め手だったり。

・慶應SF研究会の書評とか色々載ってるもの。

「百合」でサーチしていたら1番下にありました。落ちた大学です。でも東大のブースでお客のおじさんが「コンプレックスを刺激される〜!」と言っている時の「ハハ…」な空気を目の当たりにしたので僕も気をつけます。4年経ちますからね。
おじさん、通りすがり風情が勝手に言及して勝手に反面教師みたいな扱いしてごめんなさい。

・配ってたポストカード

najucoさん。好きなイラストレーターさんの絵です。どこで配ってたかと言うとpixiv百合文芸コンテストのところですね。前回はpixiv協賛?で入場特典の手提げもpixivロゴでしたが今回はnoteでした。

・ストリップ劇場のポラ列から始まる百合小説。

ありがたいことに前回開催後よりTwitterでFFの間柄にある桐島あおさんの作品。ストリップについては三島由紀夫がなんか褒めてたな〜くらいの印象しか無かった自分は、桐島さんの作品と普段のTwitterからその魅力を大いに教わっています。

ブースでは来訪者によるしりとりノートが用意されていて楽しいです。前回は「しゃ」でシャトレーゼ、今回は「う」でウルグアイと書きました。

・百合えっち文体練習。

持ち歩けないです。

百合姫でコラム連載中のナナオクさんのところ。Twitterに載せていたサンプルをバスの中で見て顔がヤバいことになったので個人的な今回の目玉でした。

・阪大ビブリオバトルの部誌。

この競技(?)はド嬢で知りました。ここでは少し長めにお話をしたので書き起こし。

店員さん「普段本読まれるんですか?」
わし「あ、はい」
店「お〜!どんなのですか?」
わ「えーと(11月は殺伐百合を…じゃなくて)大学の専攻がアメリカ文学なのでそういう…」
店「わたし仏文です!アメリカ文学は誰がお好きなんですか?」
わ「あ、レイモンド・カーヴァー」
店「カーヴァー…、『大聖堂』最近読みました!」

わ「大聖堂!いいですよね!(やばいカーヴァーの手札こっちも大聖堂しか無ぇ、話題変えねば…)フランスだとラディゲが好きです」
店「ラディ…?ごめんなさいちょっと分かんないです」
わ「あ、これ一部頂きます」
店「ありがとうございます!」
わ「いえいえ」

うむ、なんか会話が下手だな。しかも切り方がなんか衒学的な奴みたいでいけ好かないし。全然そういうんじゃないんだけど。仏文科の学生がラディゲ知らないとは思えないし、滑舌悪かったかな。レイモン・ラディゲってフルネームで言い直せばよかったし、あと『肉体の悪魔』が好きですって付け足すべきだったかもしれない。

装丁すごい

・浜松から来ている創作サークルの本。

浜松町じゃなく浜松市です。前回も伺いましたと話したら、やっぱり!と言って頂けてビックリandウレピー✌️

・叡智な本。

sophiaですねこれは。上智大学の文学研究会。面白そうです。

ところでアブノーマルと言えば前回も今回も、岡田あーみんを称える会みたいなブースがあって少し気になりました。危脳丸でしたっけ。ここは危ノ丸文学研究会。

・明星大学文学研究部による小説/エッセイ集。

これテイクフリーでいいんですか??という感じ。

さて、計6,000円くらいですかね。もっと一切合切気にせず心の向くままに手に取って購入出来たらいいんですが。本って読みたいなって思った瞬間に買わないと次は無いみたいなところありますし。

今回は全部で1,200ほどの出店があったそう。そのうち予め目的としているのが27。実際購入したのが8点。というように取りこぼしはすごく沢山あるんですよね。そんで会場内でもアナウンスがありましたが、まる1年後の東京開催では流通センターをフルで使って最大2,000ブースを収容可能だと。やべぇな笑

第2展示場の方にも伺いましたが、一旦外に出ないといけなかったのと、既に第1の方で場内を何往復かしていたこともあって足を考慮して正直あまりじっくりとは見れませんでした。なんとなく、第2展示場の方が出店内容にカオスな雰囲気あった気がする。

なのでこれで今後もっとブース増えるってなったらより事前の下調べを入念にやっていく必要がありそうね。

それから個人的な課題なんだけど、立ち読みが苦手。本屋では目についた表紙のものを手に取って裏のあらすじ見るくらい平気だけど、こういう1対1に近い状況でやるのは、やっぱ戻しますってなった時の気まずさを考えるとかなりタフ。

実際気になる表紙のやつ結構あって、まあそれは百合っぽいな…っていう感じのなんだけど。今回ぶっちゃけ下調べを前回よりサラっとさせていたんで予め目星つけてたブースよりも、会場にてフィーリングで回る側面の方が強くて。だから「好きそう」なものに出くわす頻度も高かったんだけど。

「これは百合ですか?」って聞きたい気もしつつ、なんか定義付けの論争ふっかけに来てる輩みたいにも見えるしで。結局数回ウロチョロして読みに行くんだけどここもっとスムーズに出来るはず。

ということでまあリサーチもっとしていきましょうねーという自分への覚え書きでした。

そして百合に関連して1つ。
殺伐百合アンソロジーでおなじみ殺伐連邦さんのブースにて、近く発表される新たな文芸誌『零合』の先行告知を行うとのことで伺いました。
今載せたらお漏らしになっちゃうので載せませんが、これすっごいですね。

なんていうか、たとえば出版就活をしている学生が「百合の文芸誌を作る!」っていう企画を考えたとして、その時に企業側にインパクトを与えるために用意した布陣、を現実でやってこられたような感覚です。変な喩えと言わないでください。


帰りに浜松町から見えた東京タワーがめっちゃ綺麗で、歩いて下まで行って撮ったので見てほしい。

先日の月蝕の際、カメラでピント合わせた後に暗さを調節すると良い感じに撮れるというのを聞いてここでも活用しています。

東京タワーってマジいいですよね。夜のそれは眺めてると泣きそうになってくる。何か大事な記憶と結びついていそうな思いになってくるというか、たぶん本当は大してエピソード無いんだけど。

あと帰りのモノレールがキキとララでした。

静岡銀行のキャラクター、ハピとラキも可愛いので是非検索してください。

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