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クミンがあれば何でもできる!件

私は鶏むね肉や鶏ささみ、豚ヒレ肉、牛ローストビーフ用赤身肉などのタンパクな肉や、歯応えのある野菜が好きです。
そしてそれ以上にスパイスが好きです。

このタイトルで、なぜそんな書き出しになったかというと、
お酒を飲んでいた頃は、お酒を美味しく飲むために料理を考えていたのですが、今はスパイスを楽しむために献立を考えていることに気づいてしまったからです。

例えば、昔は
「今日はふくよかでバタリーな白ワインを飲みたいからナツメッグを少し効かせたクリームシチューにしよう」

とか

「今日はカリフォルニアのピノノワールに合わせて、ラム肉のディアブル風にしよう」

という感じで、イケ好かない奴だと思われてしまいそうですが、別に他人にひけらかす訳でもなく個人で勝手に楽しんでいました。

ところが今は、

「コリアンダーの隠し味を楽しみたいからローストビーフ」

とか、

「花椒の香りを楽しみたいから中華風の炒め物」

という感じになってきているみたいです。

その代表メニューがカレーですが、他の食材でもスパイスをどう効かせるか、をいつも考えてしまいます。

こうなった大きな理由は、低カロリー、高タンパクな食事を目指すと、どうしても食材がマンネリになってしまうことにありそうです。

さて、ここでタイトルに戻るのですが、今私は、

クミンがあれば何でもできる!

と、アントニオ猪木かティモンデイ高岸ばりに大声で言いたいくらい、クミンの万能性、懐の深さに驚いています。

もちろんブラックペッパーはスパイスの王様であり、和洋中、食材も問わず使いますが、それは例外として、クミンを楽しもうと思った時にも驚くほどの選択肢がありそうです。

肉は種類を問わず色々な調理で使えますし、野菜にも大体何でもいける、チーズなどの乳製品もいいし、キノコ類も大体OK。

以前、本屋で「クミン」だけをテーマにした料理本をみましたが、そんな本ができるのも納得です。

クミンのことについて、詳しくはまたクミンを紹介する時に書きたいと思いますが、今日はクミンを使って2品作りましたので、紹介します。

●ナスのクミン焼き エスニック風味

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厚めの輪切りにしたナスに、油とターメリックを塗っておきます。
フライパンに油とクミンシードを入れて加熱し、香りが立ってきたらナスを入れて両面しっかり焼きます。
すり下ろした玉ねぎ、トマトに塩、こしょう、クミンパウダー、レモン汁をたっぷり入れてよく混ぜ、ナスを盛り付けた上からかけ、仕上げにパクチーを盛ります。

●にんじんのクミンソテー

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にんじんは細切りにします。フライパンに油とクミンシードを入れて加熱し、香りが立ってきたらにんじんを入れて炒め、塩適量を加えて味を整えます。


どちらもシンプルな料理ですが、それぞれにクミンの利き方が異なるのが面白いところです。


しばらくは困った時のクミンだのみになりそうな予感がする今日この頃です。



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