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映画「MANDYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」


面白かった。そして笑った。
いやー、よく作り込まれていて感心した。

鑑賞後、まずは、見聞きしたことのなかった制作会社「CHOCOLATE 」について気になり過ぎて、検索しまくった。

私は一昔前のいわゆるベンチャー企業で働いたこともあるが、もう私には付いていけない程にキラキラワクワクの今どきの企業だった。

公式サイトを見る限り、完全に世界を意識しているし、メンバーは若く、みなフリーか。
クリエイター、プランナー、ディレクター、マイスター、と私には馴染のない言葉が並んでいた。

LINEスタンプで見たことのあるキャラクターや、面白そうな企画がてんこ盛り。ミッションは「たのしみな未来をつくる」だそうだ。

そして予想した通り、大手広告代理店で働いていた人によって立ち上げられた企業だった。
中年の私が失ってしまったエネルギッシュさが伝わり、少し羨ましくさえ思った。


作品は、仕事の過酷さがリアルに描かれ、タイムループの表現も分かりやすく、しんどさの中に笑いもあって本当に良かった。

作品の公式サイトで、小説家の方が「これは日本にしか作れない社畜コメディだ」と評していて、これまた感心した。
仕事が大好きで前向き社畜だった頃の自分を思い出し、納得と懐かしい気持ちでいっぱいになった。


あとは何よりマキタスポーツが最高だった。数々の作品に出ているが、私の中では「苦役列車」「この世で俺/僕だけ」が印象深い。
それらに並ぶ作品になりそうだ。

ちなみにWikipediaによると、芸名「マキタスポーツ」は実家のスポーツ用品店の屋号からとっており、浅草キッドが主催したイベントで芸人としてデビューしたそうだ。
多才で唯一無二で大好きな役者だ。


最後に、竹林亮監督の最新作が秋に公開されるらしい。齊藤工の企画・プロデュースによるドキュメンタリー。


絶対に観に行きたいと思う。









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