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映画「そばかす」


私は、たぶん、アサダアツシの脚本作品が好きなんだな。

うん、間違いないな。


よくいる主人公、よくある家族、よくある仕事、よくある価値観、をベースに穏やかに描きつつ、

誰にでもあるような、ないような、誰にでもすぐ側にいそうな、いなさそうな、でも簡単には理解してもらえないようなマイノリティーに触れている。

押し付けでもなく、劇的でもなく、穏やかに。


主要な登場人物だけではなく、園児や議員などのちょい役のちょっとしたセリフからも気付きが多く、かといって詰め込み過ぎていない。

個人的には良い塩梅で楽しめた良き作品だった。


ラストにはまさかの北村匠海登場で、思わず声が出てしまった。

作品を締めくくる最高のセリフと、主人公の最高の走る姿。ちょっと手ブレが過ぎたが。


そう、それでいいんだ。

noteを見ていても、現実に、同じように悩んでいたり、同じように考えていたり、同じように過ごしている人たちに出会うことがある。

そんな時、とても癒されるのだ。

それだけでいいのだ。

私も走りたい気持ちになった。


加えて、アサダアツシ✕今泉力哉の「his」をまた観たくなってしまった。もう3回は観たのだが…。


個人的には、伊藤万理華に最優秀助演の賞を贈呈したい。アイドルグループ出身らしいが、なかなか良い味を出していて好きだ。





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