オンラインセッションを体験す
昨日生まれて初めてオンラインセッションをなるものを体験しました。
いつも記事ででてくるアグモキャンドルの作家ででもある
小池安雲さんのイベントです。
今回はコロナ過であり蔓延防止の観点からオンライン開催となりました。
でも私にとってはオンラインで良かったかもしれません。
なぜならオンライン開催1時間前から何を話して良いか緊張して落ち着かなかったから。これで、都心に土曜の休日のなか人混みに行ったら大変な事になっていたかもしれません。
人の話を聞くのは得意なのですが、如何せん自分の話が出来ない。
何かを希望するのがとても不得手なのです。
本心が言えない人
人に本心を話すのがとても苦手な人間です。
だから絵を描き創作をしているのですが・・
しかし昔からそうでは無かった。
好奇心旺盛、嘘が嫌いで正義感が強いとも言われた事がありました。
しかし、長く生きていると否定されることが多い。
私は過敏な気質故に家族とはあまり話が合わず否定されることが多かったように思います。
否定され続けると本心など無駄なものだな・・我慢すれば収まる事柄だ・・
などど判断するようになり、何時しか本心を余り話さなくなりました。
人に対しては好い事は素直に口に出ますが
自分の好きな事ややりたい事や悩みなどは・・幾重にも考えをめぐらし話す相手に合わせて言葉を選び順番を考え思ったことをそのまま話す事から大分遠く離れてしまっていた気がします。
諦めが早い人
昨年まで家族の介護をしていて一時期、絵を描く事自体諦めようとしました。介護職をしていましたが、仕事の介護と家族の介護はまた別物。
不安や不満
焦燥感や虚無感
敏感な気質であるので気をつけてはいたのですが家族のストレスも自分のストレスと一緒に抱えてしまって寝ている事の多い生活を送っていました。
制作は非常に労力を必要とするものです。
そして、私の場合は自分と向き合わないと描けない絵なのです。
描く事は誰にも強要されてはいないのでいつでもやめれます。
物事を諦めるのは非常に簡単。
見る事を辞め、語る事を辞め口を閉ざしてしまえばあっという間に「諦めたモノ」は自分から走り去っていきます。
本心が言えないので、諦めるのも早いのです。
口に出していないので後は目を瞑り背ければ終わりです。
でも、今回諦めれば私には何も残らないという怖さが有りました。
諦めが悪い人
何かを作る事について、本心では諦めが悪いかもしれません。
未だにペン画を描いて発表しているのですから、描いて何かを伝えたいという欲は・・強欲なみかもしれません。
絵に関してはストレスで描けなくなり、その間の虚しさを知っていたので余計です。
・・やはり描いていないと立っていられなくて疲れの合間を見て描き出展する日々。不眠気味であったので疲労も激しかったのに描きたかった。
ぺんを握れるなら描きたい
描きたい事があるなら描きたい
この想いを描き残したい
今思うとそれが全てでした。
私の心身の疲労が限界にきて家族と別れる事になり、家族は施設に・・
そんな時、合う人合う人に口々に言われたのが
「これからは自分の事を考えてください」
その意味があまり理解できませんでした
オンラインセッションを受ける事にする
これまでも自己の判断で行動してきての今現在。
人の意見を聞いてもそちらの道に進んだのは自己判断・・そう思っききたのであまり深く考えなかったのです。
何気なく2022年はどんな年にしようかと思いを巡らした時にとても不安になりました。
「自分の事」
「これからの事」
やらなければいけない事、やりたい事が多すぎてまるで判断が付かない。
そんな時に目にしたのが、オンラインセッションの告知でした。
本心が言えない上に、諦めが良い上に、自分迷子なので大分怖い決断だったのですが・・何度か会い作品も手にして灯していているので
今回勇気を出して飛び込んでみました。
流石に聞き方が上手く、要点がはっきりしていて、暗中模索の会話に光がともったようにやりたい事が初めて正直に口に出せた・・そんな気がしました。
これもキャンドルが繋いでくれたご縁
まだまだ不安定で不安な日々ですが、始めて口にした本心とアドバイスを頼りに今年も頑張って歩いて行きたいと思います。
アグモキャンドル
卯月螢オンラインショップ
写真作品