『団地のふたり』に憧れ、いつもの暮らしが楽しくなった。
こんな、なんてことのないごく普通の日常が、最近は少し楽しく感じる。
BSで放送中のドラマ『団地のふたり』
同じ団地に住む50代の幼馴染の2人と、団地住民のホッコリとした物語。
ご近所付き合いっていいな。憧れる。
私は田舎育ちなので、ご近所付き合いは当たり前だった。すれ違う人全員名前を知っていて、挨拶をかわすのは当たり前。そんな小さな海沿いの町で育った。
お盆にお墓参りに行くと、小さい頃可愛がってくれた近所のおじちゃんおばちゃんの名前が刻まれたお墓を見つけては手を合わせる。
あのドラマを見ていると、地元のご近所付き合いを思い出す。
今は地元を離れマンション住まい。
お隣さんとはたまにエレベーターが一緒になりご挨拶をする程度。
うちは子供もいないし、これから何を生きがいに生きて行こうかしら〜?なんて思うことがあるけれど、
淡々とした日々の暮らし、日常を愉しんでいるふたりを見ていると、なんの変哲もない日常でもいいんだと思えた。
もっと丁寧に人と接しよう。
もっと日常を楽しんでみよう。
いつもドラマを見終わるとそう思わせてくれる。
小説はドラマが始まる前後の2回読みました。
映像化してもこんなに印象が変わらない物語ってあるんですね。
ドラマでは小説に書ききれなかった余白部分の2人のやり取りを見せてもらっているような気がして、いつも得した気分を味わっています。
団地のふたり、終わらずにずーーっと続いてくれたらいいのにな。これからもずっとおふたりと団地の皆さんの生活を覗き見していきたい。