第1495回 2024/9/14〜10/29の歴史ニュース

1、まつりのあと

10月27日には衆議院選挙がありました。

職務としてはもう卒業した立場なんですが、

あまりにも急な日程で人手が足りないと言うので、半ば志願して投票所のお手伝いをしてきました。

有権者数も少ない地域の割り当てだったので、まったりと時間は過ぎていきましたが

どうしても毎回投票時間の終盤は集計でバタバタして大変な思いをします。

結果についてはまだ評価が定まっていないでしょうから、特にコメントはしないでおきます。

さて、いつものようにヘッドラインの後ろのRはX(旧Twitter)でシェアした時のリアクション数、コメントが付いたらCと表記しています。

ちなみに前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①静岡県牧之原市で見つかった詰将棋が暦を表現していたことが判明 R

②マダガスカル島のテネキー遺跡は放射性炭素年代測定により10〜12世紀のものと判明 R18 C 

③太平洋戦争中の1942年に宮城県内の小学校をミイラが巡回? R8

④岩手県盛岡市の盛岡城復元調査推進室が県知事に新発見資料を報告 R3

⑤北海道の利尻島で縄文時代早期の土器を発見 R5

⑥東京上野の国立科学博物館で水無し水槽が話題に R7

⑦神奈川県横須賀美術館で特別展「運慶と三浦一族の信仰」を開催。12月22日まで R2

⑧山梨県甲府市大泉寺で重要文化財「武田信虎像」を特別公開 R4

⑨北海道湧別町のシブツノツナイ竪穴住居跡で擦文文化の集落発見 R6

⑩鹿児島県阿久根市の諏訪ノ前遺跡で約700年前のトイレを発見 R17


3、資料の幅広さ


いかがだったでしょうか。

皆様の気になる話題もありましたでしょうか。

個人的には③が一番印象的でした。

地元新聞ということもありましたが、

「学校日誌」という、あまり歴史資料として表には出てこなかったような文献を丹念に調査された成果として注目ですね。

それにしてもミイラを巡回して見せて回るってどういう発想なんでしょうね。

はたして本物だったのでしょうか。

「ミイラおじさん」とは一体誰だったのでしょう。

謎は深まります。

そして続いては⑥の話題。

博物館に収蔵されているような資料はやっぱりカビが大敵。

湿気を呼ぶ水槽はかなり相性が悪いんです。

それを水槽にしかみえない「ジオラマにする」という発想。

今回は我が国のトップである国立科学博物館の展示が紹介されていますが、

もっと地方でも広がるといいですよね。

最後に⑩のトイレの話題。

よく土壌分析で寄生虫が見つかったので、「トイレ」であることが判明ってパターンがあるんです。

今回は

ダイコンやソバ属の花粉を高濃度で検出。ヤマモモの種や小さな巻き貝のふたも見つかった。

とあるので、かなり当時の人々の食生活の情報が含まれていますね。

とはいえ「ふん便が溜まった層が…」というのはやっぱり掘る立場からするとちょっと遠慮したいところです。

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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