柔らかい逃避行

もし雲が綿のようではなかったとしてもあなたはたんぽぽを吹く

ホームではいつも誰かが蹲る 鈍い牛乳みたいなかおり

柔らかいモスキート音 手を繋ぐ、ここからも柔らかい逃避行

都会向け動物が欲しい 例として三人乗りのヒトコブラクダ

「サトウキビを食べた時しか感じない気持ちがあるの」  「一旦水飲も」

雲の上の国ではすべての電力を太陽光が賄っていて

ブラインドの隙間に漏れる光でどの広告か当てっこしよう

Please push this button in case of emergency   (例:鬼が出た)



「このままさ、北の果てまで逃げようよ。」 北極点の一歩手前で

人がいない時にも水が流れる事があります。 許してあげる


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