長流 一月号
網棚に新聞はなし畳み読む人も居らざり電車に揺るる
風船蔓フェンスに枯れて金木犀の落ちし花弁吹き溜まりをり
部屋の窓近くを通る伊勢崎線母の寝息を聞きて帰らむ
わが庭の秋の顔なり杜鵑秋明菊は風に頷く
色褪せし糸の如くに彼岸花ちりちりとなり道に残さる
クレーターは寂しさの数月大きく今宵はつきり見え過ぎてゐる
家遠く出でし散歩に山並みの夕焼けが進む早く帰らう
○あっという間に年末が来た。note にもっといろいろ書き、挑戦したかった。1月は短歌の有料記事を書く、と書いておこう。あと、カーブスにちゃんと行く、散歩は毎日。
今は大掃除とお節の用意だ、まず。