おにぎりがトマトに変わった【音声と文章】
山田ゆり
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※note毎日連続投稿1616日をコミット中!
1528日目。
※聴くだけ・読むだけ・聴きながら読む、
どちらでも短時間で楽しめます。
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は
おにぎりがトマトに変わった
をお伝えいたします。
複数所有している畑の中で、Ａの土地を買いたいという人が現れた。
その件で、農業委員会の推進委員さんが仲介して下さることになった。
ある夜、推進委員さんがお見えになった。
彼は当日、夜遅くまで農作業をされ、我が家にお見えになるのは19：15頃になりそうだと電話が入った。
そんな時間までお仕事をされていらっしゃるのか。
「きっと、お腹ペコペコだろうなぁ」と思い、私は事前におにぎり数個を握って一つずつラップにくるんでおいた。
やがてその方がお見えになった。
話しがひと段落したところで
「ちょっと待っててくださいね。」と言い、私は台所からおにぎり数個を両手に抱えて持ってきた。
「おなかが空いているかなと思って作りました。帰るまでのお腹の足しになれば。」
そう言っておにぎりを渡した。
人によっては遠慮されるかもしれない。私がそうだから。でも断ってほしくない。
その方だけの為に作ったおにぎりだ。受け取ってほしいなと思った。
その方はとても喜んで素直に受け取ってくださった。そのしぐさはとても自然で、その方の性格の良さを感じた。私も同じ状況になったら素直にそうしようと勉強になった。
人によっては、人が作った手作りのおにぎりを絶対食べないという人がいる。
会社のＡさんがそうだ。
ある日、残業をしていた。
私はその日残業を覚悟していたから、朝、おにぎりを数個握って持って来ていた。
そしてそれを食べながら残業していた。
営業のＡさんとＢさんも残っていた。お二人もおなかが空いているだろうと思い
私はお二人におにぎりを差し出した。
「おなかの足しにしてください」
Ｂさんは喜んでおにぎりを食べてくれた。
だがしかし、Ａさんには断られた。
「ごめん。俺、人の作ったおにぎり、食べられないんだ。」
彼は、コンビニで売っている、いかにも機械で作りましたというおにぎりは食べられるが、手作り風のおにぎりは食べない主義なのだそうだ。
だから、誰かが握ったおにぎりを進められても食べない人だった。
同じような気がするが、その気持ちは分からないでもない。
「肉」を食べない夫は「ベーコン」と「ウインナー」だけは食べられる人だった。
同じ肉なのに、どうして？と思うが、そうなのだ。
だから理屈では説明できない感性を持った人が世の中にはたくさんいるということを私は知っていた。
だから、推進委員さんにおにぎりを差し出したとき、断られることも想定していた。
しかし、それは杞憂に過ぎなかった。
彼はとても喜んでおにぎりを受け取ってくださった。
それから数日後の夜に、推進委員さんが畑の売買契約書をお持ちくださった。
署名押印が終わりわたしは玄関でお見送りをしようとした。
「あ、ちょっと待ってください」
帰り際に彼は軽トラに向かって走って行かれすぐに、可愛い袋入りのトマトを大事そうに両手に抱えながら戻ってきた。
「この間のおにぎり、本当に嬉しかったんです。感動しました。それで今日はそのお礼にこれを持ってきました」
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2023/07/20230707_192039.jpg
それはご自分の商品だそうで、スーパーにも出しているとのこと。
なんて素敵な方なのだろう。
人からの好意を素直に受け取り
そしてそのお礼をお持ちくださった。
以前からその推進委員さんの人間性を高く評価しているが
今回の件でさらに信頼できる方だと感じた。
人の好意を素直に受け取る。それは簡単なようで実は意外に難しい。
ましてやそのお礼を大袈裟すぎずにスマートに出来る人はなかなかいらっしゃらない。
勉強になった出来事だった。
今回は
おにぎりがトマトに変わった
をお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。
山田ゆりでした。
P.S.
8月11日までに4冊目のkindle出版をすることをコミットします！
その過程を有料グループチャット
【ゆりのkindle制作の裏側】でお見せしています(*’ω’*)
詳しくはこちらのnoteをご覧ください。
↓
https://note.com/tukuda/n/naf56c832a19b
◆◆ アファメーション ◆◆
.｡*ﾟ+.*.｡.｡*ﾟ+.*.｡.｡*ﾟ+.*.｡
私は愛されています
大きな愛で包まれています
失敗しても
ご迷惑をおかけしても
どんな時でも
愛されています
.｡*ﾟ+.*.｡.｡*ﾟ+.*.｡ﾟ+..｡*ﾟ+
1528日目。
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どちらでも短時間で楽しめます。
おはようございます。
山田ゆりです。
今回は
おにぎりがトマトに変わった
をお伝えいたします。
複数所有している畑の中で、Ａの土地を買いたいという人が現れた。
その件で、農業委員会の推進委員さんが仲介して下さることになった。
ある夜、推進委員さんがお見えになった。
彼は当日、夜遅くまで農作業をされ、我が家にお見えになるのは19：15頃になりそうだと電話が入った。
そんな時間までお仕事をされていらっしゃるのか。
「きっと、お腹ペコペコだろうなぁ」と思い、私は事前におにぎり数個を握って一つずつラップにくるんでおいた。
やがてその方がお見えになった。
話しがひと段落したところで
「ちょっと待っててくださいね。」と言い、私は台所からおにぎり数個を両手に抱えて持ってきた。
「おなかが空いているかなと思って作りました。帰るまでのお腹の足しになれば。」
そう言っておにぎりを渡した。
人によっては遠慮されるかもしれない。私がそうだから。でも断ってほしくない。
その方だけの為に作ったおにぎりだ。受け取ってほしいなと思った。
その方はとても喜んで素直に受け取ってくださった。そのしぐさはとても自然で、その方の性格の良さを感じた。私も同じ状況になったら素直にそうしようと勉強になった。
人によっては、人が作った手作りのおにぎりを絶対食べないという人がいる。
会社のＡさんがそうだ。
ある日、残業をしていた。
私はその日残業を覚悟していたから、朝、おにぎりを数個握って持って来ていた。
そしてそれを食べながら残業していた。
営業のＡさんとＢさんも残っていた。お二人もおなかが空いているだろうと思い
私はお二人におにぎりを差し出した。
「おなかの足しにしてください」
Ｂさんは喜んでおにぎりを食べてくれた。
だがしかし、Ａさんには断られた。
「ごめん。俺、人の作ったおにぎり、食べられないんだ。」
彼は、コンビニで売っている、いかにも機械で作りましたというおにぎりは食べられるが、手作り風のおにぎりは食べない主義なのだそうだ。
だから、誰かが握ったおにぎりを進められても食べない人だった。
同じような気がするが、その気持ちは分からないでもない。
「肉」を食べない夫は「ベーコン」と「ウインナー」だけは食べられる人だった。
同じ肉なのに、どうして？と思うが、そうなのだ。
だから理屈では説明できない感性を持った人が世の中にはたくさんいるということを私は知っていた。
だから、推進委員さんにおにぎりを差し出したとき、断られることも想定していた。
しかし、それは杞憂に過ぎなかった。
彼はとても喜んでおにぎりを受け取ってくださった。
それから数日後の夜に、推進委員さんが畑の売買契約書をお持ちくださった。
署名押印が終わりわたしは玄関でお見送りをしようとした。
「あ、ちょっと待ってください」
帰り際に彼は軽トラに向かって走って行かれすぐに、可愛い袋入りのトマトを大事そうに両手に抱えながら戻ってきた。
「この間のおにぎり、本当に嬉しかったんです。感動しました。それで今日はそのお礼にこれを持ってきました」
https://yamayuri58.com/tyoubo/wp-content/uploads/2023/07/20230707_192039.jpg
それはご自分の商品だそうで、スーパーにも出しているとのこと。
なんて素敵な方なのだろう。
人からの好意を素直に受け取り
そしてそのお礼をお持ちくださった。
以前からその推進委員さんの人間性を高く評価しているが
今回の件でさらに信頼できる方だと感じた。
人の好意を素直に受け取る。それは簡単なようで実は意外に難しい。
ましてやそのお礼を大袈裟すぎずにスマートに出来る人はなかなかいらっしゃらない。
勉強になった出来事だった。
今回は
おにぎりがトマトに変わった
をお伝えいたしました。
本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。
ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。
山田ゆりでした。
P.S.
8月11日までに4冊目のkindle出版をすることをコミットします！
その過程を有料グループチャット
【ゆりのkindle制作の裏側】でお見せしています(*’ω’*)
詳しくはこちらのnoteをご覧ください。
↓
https://note.com/tukuda/n/naf56c832a19b
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