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6月の花嫁はフェリーに乗った【音声と文章】

山田ゆり
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1498日目。
※聴くだけ・読むだけ・聴きながら読む、
どちらでも短時間で楽しめます。




おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
6月の花嫁はフェリーに乗った
をお伝えいたします。


6月はジューンブライドと呼ばれ、6月に結婚すると幸せになれると言われている。


このジューンブライドはヨーロッパが起源とのこと。


昔のヨーロッパは3月から5月までは農繁期で結婚式が禁止されていた。
だから、結婚が解禁される6月に挙式が集中し、6月が最も挙式の多い月になった。

そして、ヨーロッパには梅雨がないことも挙式がされやすい理由になった。


記念日を覚えることに一苦労する私だが、今年で結婚何年目かは、毎年間違うことはない。

それは雅子さまが挙式された同じ年の同じ6月に結婚したから。

勿論、オープンカーには乗らなかったが
私たちの結婚は全世界から祝福を受けているような気分だった。


結婚何年目かは、毎年テレビなどの報道で一目瞭然だ。


純白のウエディングドレスには、
「純粋」「無垢」の花言葉の白いユリの花が似合う。
清楚で上品である。
私の名前のイメージとぴったりだ(*’ω’*)



結婚披露宴中、終始笑顔の私とは対照的で
両親へ花束を渡す時にお婿さんになる夫は涙ぐみ、私は夫の目じりを白いハンカチで押さえた。


甘えん坊の三男坊がやっと結婚したということで、親御さんは安心されたと思う。


そして私たちはオープンカー!ではなく、
フェリーに乗って北海道へ新婚旅行に向かった。
小学校の修学旅行以来のフェリーである。修学旅行は、大広間のようなところに皆で雑魚寝した。


フェリーの切符は夫のお兄さんの奥様が用意して下さったから、私は修学旅行と同じに大広間で雑魚寝していくものだと思っていた。

しかし、お義姉さは、二段ベッドが4つくらいある鍵のかかる部屋を予約してくれていた。




その日、乗船客は結構いて
「今日はお客さんが多いから、相部屋になる可能性がありますから」と切符売り場の方に言われた。


しかし、切符売り場の方が気を利かせて下さったのか、船が港を離れても他の客は部屋には入ってこなかった。
私たちはその大きな部屋に二人っきりで泊まった。


当時の旅行手段は特急寝台が当たり前の時代だった。
夜寝てお馴染みのあの曲で目覚めたら東京。
寝台列車は動くベッドのようだった。


それに対してフェリーの中にはお風呂があった。
フェリーは寝台列車にお風呂がついているひとつ格上の存在だった。




小窓から差し込む月明かり。
時々、ボーっと音がする。
波に揺られながら二人だけの世界は深まっていった。





6月の花嫁はしあわせになれると言われている。

私もその一人である。






今回は
6月の花嫁はフェリーに乗った
をお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。 

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



◆◆ アファメーション ◆◆
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私は愛されています
大きな愛で包まれています

失敗しても
ご迷惑をおかけしても
どんな時でも
愛されています

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山田ゆり
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