Ａさんはあんなことをしている。

みんな、あんなことをしている。
自分もしなければ。



Ｂさんはこんなことができる。

みんな、こんなことができている。
自分もそれができないといけない。



みんなができているのに自分はできないと落ち込む。




でも、ちょっと待って。
「みんな」って誰？
それは何人？


Ａさんがしているだけで「みんながしている」
Ｂさんができているだけで「みんなができている」
と、勘違いしていない？



Ａさんがしている。
Ｂさんができている。
たったそれだけ。



みんなと同じでなければいけないと思うから苦しくなる。


人は自動化された工場から大量生産された製品とは違う。


目・鼻・口・耳というパーツはついているが、
一人一人その色・形・付き具合が違う。
高めの鼻、ちょっと広がった鼻、少し左に曲がった鼻。
同じ顔はいない。

同じ人間はひとりもいないのだ。




それなのに
あの人ができて自分はできない。
恥ずかしい・悔しい
挫折・劣等感を抱く。

そもそも違う人間なのだから、同じであるはずがない。



人は唯一無二の存在なのだが
みんなと全く同じでなければいけないと錯覚するから
他人と自分の差分に対して落ち込むのだ。





Ａさんはそれをする人。
Ｂさんはそれができる人。
自分は自分。



自分は自分のできることや興味のあることをすればいい。
他人の趣味に合わせる必要はない。



やりたいことを素直にすればいい。


ひとりひとり、それぞれのゴールに向かって生きている。
その集合体が「みんな」であって、
その中身は一人ひとり違うのだ。
「みんな」とは、それぞれ違う人の集まりなのだ。



だから、違って当たり前。
全く同じ人間はいない。



だから「あの人と違う」と悩む必要はない。


大丈夫。
もともとあなたはあの人とは違うのだから。







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「みんな」って誰？