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楽しかった4日間(ありがとう)
※優谷美和さんの画像をお借りしました。
ありがとうございます。
こちらのnoteの続きになります。
↓
4日目
2/11(火)建国記念の日
とうとう、我が家に2泊した二女たちが帰る日がやってきた。
朝食は、前夜に作っておいた「けの汁」と
手作りハンバーグと残っている餃子と、サラダをいただいた。
振り返ってみると、「けの汁」を1枚も写真に収めていなかった。
残念である。
けの汁は簡単に言うと、野菜をサイコロ状に切った味噌汁のようなものである。
今回、中に入れたものは次のモノたちだった。
大根、人参、タケノコ、フキ、ワラビ、大豆
こんにゃくと油揚げは1㎝角に切る
ささがきしたごぼう
大きな鍋に日高昆布を数本入れてそれに野菜などを全部入れて煮て、かつおだしと味噌で味を付けるだけ。
これだけでもかなりお腹が膨れる。
野菜をたくさん食べられるので、お通じが半端なく良くなるのです。
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手作りハンバーグはそれぞれキッチンスケールで量って、一人200gの重さにした。
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ハンバーグも家族の大好物であり、私の作るハンバーグは毎回絶賛されている。
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材料の種類が少なく簡単なのにうまいのである。
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みんな、「美味しい!」を連発しながら食事をいただいていた。
特に二女のお友達は美味しいを何度も言って、心根が優しい方だと感じた。
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感情表現が上手な二女にふさわしい友達だと思う。
類は類を呼ぶのだ。
朝食が終わったあと、出かけるまで少し時間があった。
二女のお友達は雪かきをすると言い出した。
二女は出かけるまでお化粧などで時間が掛かるからやらないという。
結局、お友達だけが雪かきをしてくれた。
あとで確認したら、大きく盛り上がっていたところの雪が削られ
また、もっと広々になるように雪かきをしてくれていた。
ありがとう。
その間、二女はお風呂に入っていた。
「母さん、お風呂、めっちゃ綺麗!」
そう言うと思った。
それは三女のお陰である。
お風呂はいつも使うお風呂の洗剤で掃除をしているが
タイルの目地にできてしまった黒ずみがその内、取れなくなっていた。
三女から「いつものじゃなくて、カビ取り剤を買ってきて」と言われ
それを三女に渡していた。
そして見事、床が真っ白になったのだ。
何処にも黒ずみはない。
この家に住み始めたあの頃と同じようになった。
黒カビは完全にはとれないものだと諦めていた私は
三女の掃除の成果に驚いた。
さすが三女である。
完璧主義の三女の性格が前面に出ている。
「二女とお友達が泊まりに来る」
我が家にとっては一大事だった。
その為に家族3人で一生懸命片付け、掃除をした。
とれないものだと諦めていたお風呂の黒カビは完全に取れた。
皆で力を合わせれば今よりも快適に暮らせる。
その希望が胸の奥からムクムクと湧いてくる。
この4日間を簡単にまとめてみた。
2/8(土)
駅に私が二人を迎えに行き、予約していたレストランでランチをした。
一旦、我が家へ来て、三女の車を借りた二人は出かけた。
その日はホテル泊。
2/9(日)
二人はドライブを楽しみ、夜に我が家へ到着。
長女、二女、三女、お友達、私の5人で餃子200個を作った。
夕食後二人は温泉へ。
夕食のメイン:手作り餃子200個。
その日は我が家へ泊った。
2/10(月)
朝食のメイン:鮭ご飯
朝、二人は雪かきをしてくれた。
二人はドライブに出かけ、夕飯を食べて温泉に入ってから帰宅。
その日も我が家へ泊った。
2/11(火)
朝食のメイン:手作りハンバーグ、けの汁
朝食のあと、お友達は雪かきをしてくれ、その間、二女はお風呂(笑)
やりたいことをやる二女の性格がはっきり出ている。
料理は事前に二女に食べたいものを聞いていた。
本当はこの他に、イガメンチとパスタも作る予定を立てていたが
時間的に無理と判断した私は、作るのを諦めた。
最終日の二女たちが出発するまでの時間、
新幹線の中で食事できるようにと
私はお弁当を作り二女に持たせた。
大好きな筋子のおにぎりも入れた。
最終日、戻る支度をしている二女を見て、胸がキュンとした。
これからもいつでも会えるのだが、やはり、旅立つ時は毎回、じわ~っとなる。
ハグをしたかったが、お互い忙しくてできなかった。
出かける準備ができた二人は仏間に行き線香を手向けて、鉦を3つ鳴らし手を合わせた。
その後、私も手を合わせた。
いつも見守ってくれてありがとうございます。
そして、これからの二人を守ってください、と私は5人のご先祖様にお願いをした。
私の運転する車にスーツケースなどを詰め込み駅に向かった。
駐車場から駅までの道のりは積雪のため、スーツケースのキャスターには雪がへばりついた。
構内に入ってエスカレーターに乗る前に雪を払う。
このエスカレーターを上ると、もう、雪かきとは無縁の世界が待っている。
本当は一緒に暮らしたい。
風邪を引いた時、お腹が痛い時、電話やラインでやりとりしながら
そばにいたらもっと何かしてあげられるのにと思う。
しかし、二女たちには二女たちの世界がある。
私の娘ではあるが、いつまでも子どもではない。
仕事をして自分の生活を守っている。
夫が亡くなった今、私は3人の娘たちの母であり父でもある。
私がしっかりしないといけない。
子どもは巣立っていくもの。
子どもの自立を願わない親はいないと思う。
二女は保育園児の頃、指しゃぶりがなかなか止められなかった。
いつも人差し指と中指を口に加えていた。
寝顔を見るとポカーンと口を開けて二本の指がその近くにあった。
あの頃の寝顔がまだ鮮明に残っている。
そんな娘もいつの間にか大人になった。
駅構内のお店でお土産を選ぶ二人を見て
二人の気持ちは既に向こうに向いているのを感じ取れた。
しがみついてはいけない。
羽ばたく我が子の足を引っ張ってはいけない。
またいつでも帰っておいで。
そう言って旅立ちを喜んであげよう。
とっても疲れたけれど、でも、素敵な4日間をプレゼントしてくれてありがとう。
今度会う時は、雪はもう降っていないね。
桜舞う季節かもね。
ありがとう。
これからもよろしくね。
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