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“New season”

気づけば執筆も30作となっていた。相も変わらず中身があるようでやはり無いのが私の語りと物書きの特徴ではあるものの、有難い事に固定のfanがいるようで、毎日を書き記すのも楽しかったりする。気づけば令和4年も3ヶ月がすぎる訳で。時の流れは遠慮を知らない。どうせ今年も惜しむ間もなく『良いお年を』とか言うのだろうなと思った、桜舞う3月中旬。


街の色が変わった

日本の良いところのひとつに、“四季の変化”があると思う。春夏秋冬どの季節も、他にない魅力を兼ね備えていたりする。“歴史的な書”に『冬はつとめて』とあるが、冬の早朝、酸素の味は格別だった。日常の目まぐるしさを忘れる為に、敢えて休日に早起きをし、休みとなれば走りに出た。冬の青空は些か白が強いが、それでも空気は美味しかった。

引越ししてから中々走れていなかったが、心の整理の為に“意識して”走りに出た。たかが3ヶ月の間に今年は別れが多すぎる。既に一年分泣いた気もする。

悩んだら走る。

笑いたかったら走る

知らない何かに出逢いたくて走る

それでいいし

それがいい。


今年からまた距離を重ねていけそうだ。走れば心が洗われる。頭の整理ができる。運動して汗をかく心地良さ、改めて多くの人に知って欲しい。

徐々に街の色は桃色を強めていたりする。恥ずかしながら〖梅・桃・桜〗の花の違いが未だにわからず、綺麗だと眺めつつも内心恥ずかしい心でいたが母が今朝方1枚の写真を送ってきた。

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分かりやす過ぎると同時に恥ずかしい思いをする羽目になった。レベルを合わせた説明をされたと瞬時に分かった自分が尚のこと悔しい。

私が桜だと思っていた花はやはり桜だった。良かった笑。色んな意味で。

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業務途中で寄り道をした。車を停めてでも収めたい一瞬だった。今日この景色を、私のカメラに収めておきたかった。忘れないでいたかった。なんかちょっと泣けてくるような“世界”だった。

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空が青けりゃもっといいのに。お天道様が怠けてるのかな。もう少し頑張って欲しいな笑。来月はもう少し晴れ間を見せておくれよ。期待してるからさ。

ズルいが好き

卑怯は嫌いだがズルいは好き。割と前から口にしている。人だけでなくモノに対してもそう。桜は何かとずるいと思う。

桜は賢いからパッと咲いて散る

こんな表現を見かけた。たしかに、桜は頭がいい。その“賢さ”に私も魅せられてしまったひとりだったりする。あのズルさが私も欲しい。パッと咲いて人の心を待たずに散って、過ぎた頃に後ろ髪を引いてやりたい。

これから出会う誰かへ。

私の人生を以て、アナタの人生に“”を刻むから。忘れようにも難しいくらい印象づいてやるから笑。覚悟しておくといいよ。


どんな花より季節より地味だけど、きっとクセになるから。忘れさせない“呪い”は得意なの。

重ねて言うけど

覚悟しな笑


あともうひとつ言い忘れた



そろそろ晴れてくれていいよ



青い空はまだですか』



(2022/03/27 )

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