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なぜ本は役に立たないのか

例えば
「他人の価値観に縛られず
 自分の生き方を探しなさい」
と書かれた本がありますね

この矛盾がわかりますか?

「うるさい!周りに迷惑だ」と大声で怒鳴る人と同じです

「リラックスしろ」と怒鳴るコーチと同じです

「人に優しくすること」を命令し強制する先生と同じです

本当に「価値観は人それぞれだ」と思っている人なら
「生き方」 に関する本なんかを
絶対に書かないはずです
書けないはずです

「他人の価値観に縛られず
 自分の生き方を探しなさい」
なぜそんな事をわざわざ本に書いて
テレビに出てネットに書いて
人々に訴えようとするのでしょう
それはとても逆説的でチグハグです

「他人の意見に縛られずに
  自分の生き方を探そう」
それこそ
読む側にとって「他人の意見」です

「あなただけの価値観を見つけよう」
それを読む側で考えると
その人の考えている価値観の押し付けです

またこんな方もおられます

「すべての執着を捨てましょう
 自分の中のすべての
 『こうすべきである』を捨て去るのです
 あなたは絶対にそうすべきです」

自分で矛盾した事を言っていると
なぜ気が付かないのでしょうか

ざっくり言うと
善意と共感をふりかざして
人助けをしよう人の役にたとうと
やたらに助言したがるそんな人間は
一見すごく良い事を言っているようで
意味のない自己本位の
どこか矛盾した意見ばかりです

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