NASAが採用するのは、幼少期に「ユニークな遊び」をたくさんした人物らしい

以前、NASAでは、国で最高の学校を最高の成績で卒業したいわゆるエリートを採用することが、重点がおかれていたらしい


日本でいえば、東京大学を首席で合格するような人材だろう。


しかし、学問的成績が良いからと言って、彼らに生きる力があるかどうか、自分の人生を豊かに切り拓く力があるかどうかとなれば、それは必ずしもそれはイコールとはならない。上記は、学業成績という側面のみを見ているからだ。


NASAは、採用の過程で、小児期と思春期に手を使ってユニークな遊びや作業をした経歴を持つ卒業生の獲得を優先し始めたそうだ。その理由は、NASAが次のような判断をしたからだという。


子どものときにものをつくり、遊んだ経歴に特徴のある人が、問題解決を一番得意とする人たちだった。


以前の投稿でもしたように、子どもの学力を伸ばすためには、子どもが子どもでいられる時間、つまり、「遊びの時間」を大切にすることだ。

(ここでいう「遊び」とは当然のことながら動画視聴やゲームなどは含まない。)


学力を付けさせようと一生懸命「勉強」をさせる、あるいは教えることによって、結果的に「生きる力」や柔軟に思考することができなくなってしまうという、皮肉な結果が生まれる可能性もあるのである。

子どもには、子どもにとって意味のある、かけがえのない時間があるのだ。

参考引用文献

ダニエル・J・シーゲル、ティナ・ベイン・ブライソン(2018)『子どもの「才脳」を最大限に伸ばす「自己肯定感」を高める子育て』大和書房


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