【どこそれ?】 47都道府県、全部書けますか?
Youtubeを見ていると、「白地図に都道府県名を全部書けるか」というものが企画になっていたりする。
「そりゃ書けるだろ」と突っ込んだ人は優秀な人なのだろう。
実際のところ、「〇〇県出身です」と言っても「え?〇〇県ってどこ?」と言われてしまうパターンはそこそこある。(結構な歳の大人が相手でも)
全都道府県の場所と名前を把握してない人は、普通に存在するのだ。
正直なことをいえば、学校の授業で都道府県を覚えたはずの自分も、旅行を始める前は西日本を中心に相当怪しかった気がする。
結局、旅行をしない人+固定化された生活環境だったりすると、都道府県の名前は必要のない知識だと脳が考えて、次第に消去していってしまうのかもしれない。
例えばアメリカの州の配置だって、自分はたまたま覚えたケンタッキー州とワシントン州しか確定で正解を出せない。
自分の人生に関わりがなさすぎるから。
更に考えてみれば、自分は一応東京に住んでいた時期もあったのに、東京都23区の配置も覚えていない。
……うん、そんなものなのだろう。
いや、そんなもので済ませてはならない。
23区はともかくとして、“47都道府県の位置と名称・都道府県庁所在地名は、地図を用いて身に付けさせる”という、学習指導要領の目標がしっかりあるのだ。
そしてそんな都道府県の認知度について、帝国書院が調査をしている。
これは全国の中学生1万2394人からサンプルを回収し、各県から100人を無作為に抽出した4700人分のサンプルのテスト結果だ。↓
なかなか悲惨な結果だが、なんだか個人的に「それっぽいなあ」と思える仕上がりになっていると思う。
西日本にかけて50%未満が続出するところなんて、かつての自分の理解度を見ているみたいだ。
ちなみにこれは平成16年のものなので、今の子供がこうなるかはわからない。
生まれたときから端末を使いこなすデジタルネイティブの子供たちは、自分が子供時代に得ていた情報とは比較にならない量のインプットがある気がするし。(実態は知らんけど)
そして、一番誤答が多かったのは茨城県。
まさかの正答率40%未満という酷い結果だったのだが、その原因は「いばらぎ」と書いていたから。(正しくはいばらき!)
ちなみに上の図では、「漢字の書き間違えや読みを微妙に間違えたものはOK」という補正をかけたものになっている。
以下のpdfでは、各地域の子供ごとの都道府県正答率も見れたりするので興味のある方はチェックしてほしい。
傾向として、やはり自分の地域の隣県と、メジャーどころしか覚えないようだ。
そんなわけで、中学生段階では理解度50%未満の県が多数あることがわかった。
これが高校生になってちゃんと覚えられればいいのだが……
うーん、どうだろう?
自分が小中学校のいつの授業で都道府県を覚えたかはわからないが、その授業でしっかり覚えておかないと、あとは自主的に覚えるしかない気がする。
自分で地図帳を開いて勉強したり、現地に旅行したりして。
つまりそれをしない人は、高校生になろうと覚えないまま終わるんじゃないだろうか。そしてそのまま大人になる。
こういった帝国書院が出した調査のようなテストは、大人に対して実施するのは難しいだろうし、正確な実態は分からない。
小学校から中学校になる段階で正答率は10〜20%上がっているらしいので、もし仮に高校生や社会人になるにあたって更に30%くらい上がっていたら、正答率は80%くらいにはなっているのかも。
これは実態が気になるぞ……!
(知ったところで何の意味があるのかは置いといて)
※職場で実験した人もいる↓
まあ覚えてなくてもなんとかなっちゃうものではあるのかもしれない。
ただ、日本各地の地理を把握しておくと、情報を得るアンテナの感度が上がるのは楽しい。
例えばある地域を旅行したあとに、その地域のニュースが偶然流れたとき、その情報がしっかりと頭に入ってきたりする。
この感覚はなかなか病みつきになる。
なんというか、「これ進研ゼミでやったやつだ!!」みたいな?
(この例えまだ通じるんだろうか……?)
そんなわけで、なんだかんだ学校で覚えたことって役に立つもんだなと思ったのだった。
23区もそのうち覚えよう……
そのうち……。
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